Billboard JAPAN


NEWS

2023/07/20

ポスト・マローン、NYタイムズ・スクエアの新設ステージでサプライズ・ライブ&新曲披露

 現地時間2023年7月18日の午後、米ニューヨークのタイムズ・スクエアで、ポスト・マローンが突然パフォーマンスを始めて周辺にいた観光客や通行人を驚かせた。ミッドタウンの賑やかな通りにあるTSXのステージで史上初のパフォーマンスを披露したのだ。

 多くの警察官が配置され、ビルの側面に謎のカウントダウン表示が設置されたタイムズ・スクエアには人だかりができ、期待が高まっていた。今日も慌ただしい一日だと平然と通り過ぎる歩行者もいれば、次に何が起こるのか興味をそそられる者もいた。

 午後5時30分頃、ポスティは18,000平方フィート(約1,670平方メートル)のビルボードの後ろにあるTSXのステージに登場した。LEDのドアをくぐると、アコースティック・ギターを持った彼は足下の観客に晴れやかな笑顔を向け、1曲目にニュー・シングル「Overdrive」を披露した。彼の歌声とギターの音色がスピーカーから鳴り響くと交通はストップし、人々は立ち止まって彼のロックなパフォーマンスに目を向けた。 

 ステージに詰めかけた何千人ものニューヨーク市民に、ポスティは、「雨が晴れてくれて一緒に過ごすことができて本当に嬉しいです、レディース&ジェントルメン。来てくれた皆さんに言いたいんですが、このイベントを始めることができて本当に感謝していますし、とても光栄に思っています。ここは宇宙一クールな会場です。すごく緊張していますが、来てくれてすごく嬉しいです」と挨拶した。

 丁寧に感謝の言葉を述べたポスティは、次に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得したシングル「Circles」に入り、パーティーを盛り上げた。ノースリーブの白いTシャツに黒いジーンズという出で立ちの彼が歌う愛に酔いしれたアンセムは、街中に何ブロックも鳴り響き、ファンをうっとりさせた。チャートを席巻したヒット曲を揺るぎない信念で歌い上げつつも、彼は新設されたTSXステージを飾る最初のパフォーマーであることへの不安をMCで口にした。

 最近リリースされた、チキン・フィンガー・チェーンRaising Cane’sとのコラボ・カップを片手にポスティは、「(このステージでライブを)やるのは僕が初めてなんですが、皆さんが忙しい1日、忙しいスケジュールを抱えているのを知っているので、すごく怖かったんですよ。今月新しいアルバムがリリースされるんですが、新譜からまだ公開されていない曲を聴いてもらえるのがすごく楽しみです。どうか失敗しませんように」と語った。

 その言葉どおり、彼は7月28日にリリースされるアルバム『オースティン』に収録される未発表曲「Enough Is Enough」を披露した。ギターを手放してマイクを握りしめ、ストーリーテリング・モードに入った彼のポップでロックな感性が輝き、酔いどれた物話が観客を魅了し、もっと聴きたいと思わせた。

 18分のセットでポスティは、「Sunflower」や「Congratulations」といったヒット曲も忘れずに披露し、この自称「ロックスター」と一緒にパーティーを楽しむファンの熱気で地面が揺れた。1曲終わるごとに彼は手でハートを作り、熱狂的なファンへの感謝を表現した。

 そして最後のハートを送る前に彼は、「愛してます、ニューヨーク。今夜は付き合ってくれて本当にありがとう。みんな、いい一日を。安全に過ごして、愛を広め続けて、美しい自分であり続けて、そして全力を尽くし続けましょう、レディース&ジェントルメン」と述べた。

 先月ポスティは7月28日にリリースされる『オースティン』に収録される17曲のトラックリストを公開していた。

ポスト・マローン その他の画像・最新情報へ

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    ロゼ&ブルーノ・マーズ、11/22大阪開催【MAMA】で「APT.」世界初披露へ

  2. 2

    <インタビュー>YUTA(NCT) ミニアルバム『Depth』に込めたソロアーティストとしての挑戦――「たくさんの経験があったから今がある」

  3. 3

    【先ヨミ・デジタル】JIN『Happy』がDLアルバム首位走行中 NEXZ/Aile The Shotaが後を追う

  4. 4

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

  5. 5

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

HOT IMAGES

注目の画像