2023/07/01
【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】(WIM)の日本版実施に伴い、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』のVol.20にMamikoとRachelによるラップ・ユニット=chelmicoが登場した。
今年で結成から7年、友達になってからは10周年を迎えるchelmico。活動開始当初について“舐められやすかった”とMamikoは振り返っており、「自分たちで歌詞を考えていないと思われていて、“誰が歌詞書いているの?”と言われたり……」と話している。Rachelも「日常に小さな嫌味が潜んでいたりとか、何かちょっと軽んじられているというか……」と同意し、「でも自分たちで歌詞も書いているし、カッコいいことをやっている自信はあったから、ちゃんと曲を聞いたりライブを見てほしいなと思ってた」と続けた。
そしてメジャー・デビューを果たし、さまざまな音楽フェスティバルへの出演、憧れのアーティストとの共演など多くの夢を叶えてきた2人。2021年にRachelが第一子を出産したことについて、Mamikoは、「Rachelがchelmicoの活動をすごく好きなのも知っていたから、止まるのは嫌だろうなとか、私のこともすごく好きなのも知っていたから“まみちゃんに迷惑かけてる”と考えるだろうなとか思ったから、あくまでも変わらず、ずっと普通にしていました」と説明。これに対してRachelは、「普通にしてくれているのが、すごく嬉しかった」と述べており、「3億円」が出産をきっかけに生まれたことや「子供の未来に向けてどういう音楽が流行っていたら嬉しいか想像するようにもなりました」とライフステージの変化が与えた影響を語っている。
今度の活動についても意欲を燃やしているようで、Mamikoは、「たくさん聞かれる曲をもっと作っていきたいです。“◯週連続チャート1位!”って、言われてみたいな」と意気込み、Rachelは「普通に売れたいですね。でもその“売れる”が何かよくわかっていないから、それはMamikoやスタッフと一緒に考えていけたらな。海外ツアーとかもやってみたいよね」と話している。
インタビュー全文は特集ページにて公開中だ。また、【ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージック】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることが可能だ。
2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2023年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。
Photo: Miu Kurashima
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