今週の洋楽まとめニュースはエド・シーランに関する話題から。エドが長年のファンである夫婦にサプライズを決行し、もうすぐ子供が生まれてくるという2人にアドバイスを送った。

　この模様を収めたMeetCutesNYCによるTikTok動画には、夫婦がどのように出会い、エドへの愛を通じて絆を深めていったのかが説明されている。夫は、「キャンディ、ハリー・ポッター、エド・シーラン」と妻との共通の趣味について語っており、「この続きはご存知の通りです」と続けた。

　動画の途中でエド本人が登場して夫妻を驚かせると、2人は米ニューヨークの歩道で大感激している。「このサプライズのおかげで人生が変わった。最高だ」と夫がエドに伝えると、妻は結婚式で『No.6 コラボレーションズ・プロジェクト』の収録曲「Put It All On Me」に合わせてファースト・ダンスを踊ったことを明かしている。

エド・シーラン、長年のファンのカップルをサプライズ＆アドバイスを送る

　エリック・クラプトンが、ジェフ・ベックが亡くなる少し前に一緒にレコーディングした「Moon River」を公開した。

　ヘンリー・マンシーニ作曲、ジョニー・マーサー作詞による「Moon River」は、1961年の映画『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘプバーンが歌い、【第34回アカデミー賞】で＜歌曲賞＞を受賞した。また、【第4回グラミー賞】でも＜最優秀レコード賞＞、＜最優秀楽曲賞＞に輝き、以来、多くのアーティストによって歌い継がれてきた名曲だ。

　同時に、アニメーションのミュージック・ビデオも公開された。監督は、アークティック・モンキーズやフローティング・ポインツとコラボレーションを行っている、パリ在住のフランス人アニメーション作家兼イラストレーター、ネヴィル・ベルナールが務めた。

エリック・クラプトン、故ジェフ・ベックとのコラボ曲「Moon River」公開

　リゾがTikTokを更新し、ビヨンセが【ルネッサンス・ワールド・ツアー】で披露している楽曲チョイスに関する持論を興奮気味に話した。

　TikTokの自撮り動画で彼女はカメラ目線で、「ビヨンセはホワイトボードに向かって、自分のディスコグラフィーの全曲を書き出したんだよ。ひとつ残らず全部ね。で、“うん、これはできる”って言ったわけ。そしてひとつ残らず全部……みんな、私、なんて（言ったらいいのか）……」と言い淀んだ。

　すぐに復活した彼女は、「私は（ビヨンセの）セットリストを見れてない。でも“Signs”？“Cater 2 U”？“Speechless”？（を演ってるんだって？）」と、カメラに寄りながらこれらのディープ・カッツとデスティニーズ・チャイルドの楽曲を挙げ、「ベイビー、うそでしょ？待ちきれない、待ちきれないよ。私、声が出なくならないように……1週間喉を休めるんだビッチ、（自分が観に行くビヨンセの）公演の前に、だって歌うんだもん」と、ワクワクしている気持ちをファンと共有した。

リゾ、ビヨンセ【ルネッサンス・ツアー】のセトリを予想し大興奮

　さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、モーガン・ウォレンの「ラスト・ナイト」が通算6週目の首位を獲得した。

　1位に到達した3月18日付から今週（5月20日付）まで、非連続で通算5週目の首位を獲得した「ラスト・ナイト」。今週の集計期間（2023年5月5日～5月11日）はエアプレイ・チャートで5位、デジタル・ソング・セールス・チャートも2位をそれぞれキープ。ストリーミング・ソング・チャートでは先週の2位から1位に復帰して、通算8週目の首位を獲得した。

　今週8位には、米ニューヨーク州出身のラッパー＝トゥーシーの「フェイバリット・ソング」が先週の11位から上昇し、自身初のTOP10入りを果たしている。同曲は、今年の2月に原曲がリリースされ、TikTokを中心としたバイラル・ヒットなどによりチャートを上昇。今週の集計期間初日5月5日に、R&Bシンガーのカリードをフィーチャーしたリミックスがリリースされたことで更にポイントが上昇し、登場12週目でTOP10入りした。

【米ビルボード・ソング・チャート】モーガン・ウォレン「ラスト・ナイト」通算6週目の首位、トゥーシー自身初のTOP10入り

　そして、アルバム・チャートでは、同じくモーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』が10週目の首位を獲得した。1位に初登場した2023年3月18日付から今週（5月20日付）まで、遂に10週連続でトップを維持した同作。Billboard 200で初登場から10週連続で首位を獲得したのは、2021年1月23日～3月27日付まで同10週を記録した自身の前作『デンジャラス：ザ・ダブル・アルバム』以来で、2作連続で10週連続首位獲得という快挙を達成した。

　今週2位にはエド・シーランの新作『-（サブトラクト）』が初登場して6枚目のTOP10入りを果たしている。

【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン2作連続で10週連続首位、エド・シーラン初登場2位

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