2023年4月26日公開（集計期間：2023年4月17日～4月23日）のTikTok上における楽曲人気を測るチャート“TikTok Weekly Top 20”で、メイ・スティーブンス「イフ・ウィー・エヴァー・ブローク・アップ」が1位に輝いた。

　初登場から3週連続で2位をキープし続けてきた本楽曲だが、4週目にしてついに首位を獲得に至った。＜ブローク・アップ＞の歌詞に合わせ両手で作ったハートをパカッと開いたり、泣いてる顔文字のように指をTにして悲しさを表現するダンスがバズっている。TikTokの定番曲となりつつあるが、今後の動向に注目したい

　2位にはYOASOBI「アイドル」が初登場した。TVアニメ『【推しの子】』（TOKYO MXほか）のオープニング主題歌でもある本楽曲は、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”でも2週連続首位を獲得しており、勢いは加速中。TikTok上では、推しのアイドルの切り抜き動画のBGMやダンス動画、歌ってみたなど、歌詞やアニメのストーリーに合わせた様々な動画に使用されており、楽曲自体の注目度が伺える。また、YOASOBIのオフィシャル・アカウントに投稿された動画は、現時点で500万回以上視聴されている。

　前週の首位、SHISHAMO「君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!」は3位にチャートイン。2021年にリリースしたアルバム『SHISHAMO 7』に収録された楽曲で、ロッテのウェブCMソングにも起用された。TikTok上では、恋人や推しを歌詞にのせて動画にするのが流行っている。また、ローカルカンピオーネが考案した振り付けのダンスも注目されており、前週300件だったダンス動画の数は、現在約2倍の600件近く投稿されている。

　当週はYOASOBI「アイドル」以外にも、初登場の楽曲が3曲チャートインしている。まずは、5位の星乃夢奈の1stシングル「男の子のために可愛いわけじゃない！」。HoneyWorksが提供した楽曲で、インフルエンサーのもかが振り付けを担当したダンスが拡散している。そして17位のKey Glock「Ambition For Cash」は国外の人気から火がつき、国内でもじわじわと広がっている。この楽曲をBGMに、歩きながら自撮りをして「お前今日何したんだよ」という台詞からその日あった出来事を1人語りし「毎日辛いけどがんばろうぜ」で締めくくる動画が流行っている。

　そして20位には、すとぷりのリーダーななもり。をゲストボーカルに迎えた、P丸様。の「ガチやべぇじゃん feat.ななもり。」が登場。タイトルの通り＜ガチやべぇじゃん＞という歌詞が繰り返される楽曲だが、TikTokではハプニング動画に多く使用されている。

◎【TikTok Weekly Top 20】
1位「イフ・ウィー・エヴァー・ブローク・アップ」メイ・スティーブンス
2位「アイドル」YOASOBI
3位「君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!」SHISHAMO
4位「可愛くてごめん feat. ちゅーたん(早見沙織)」HoneyWorks
5位「男の子のために可愛いわけじゃない！」星乃夢奈
6位「わかんないよ」emina
7位「After LIKE」IVE
8位「Ты и Я - TikTok Remix」Mooney Tunes & yeanix
9位「可愛くてごめん (feat. かぴ)」HoneyWorks
10位「FLOWER」JISOO
11位「さくらんぼ」大塚愛
12位「Athletic Meet "Heaven and Hell"」Shinonome
13位「酔いどれ知らず」Kanaria
14位「Baby you」有華
15位「オトナブルー」新しい学校のリーダーズ
16位「グリーン・グリーン・グラス」ジョージ・エズラ
17位「Ambition For Cash」Key Glock
18位「サクラノウタ」KANA-BOON
19位「アイ・ドント・シンク・ザット・アイ・ライク・ハー」チャーリー・プース
20位「ガチやべぇじゃん feat.ななもり。」P丸様。