2023/03/24
年内のツアー活動終了を宣言しているKISSだが、ファンにとっては来年もひとつ新たな楽しみが増えるようだ。バンドの長年のマネージャーであるドック・マギーによれば、2024年にNetflixで配信予定の伝記映画で、長らく続いたグラム・ロック・バンドの駆け出し時代が再現されるとのことだ。
ドックは最近、『The Rock Experience With Mike Brunn』でこのプロジェクトについて語り、「KISSの最初の4年間を描いた伝記映画だよ。今ちょうど始めたところ。もう売ったし、完成もしてるし、監督もいる、マックG。それが進んでいて、2024年に公開される」と明かした。彼が言うマックGとは、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』や数々のミュージック・ビデオで知られる本名ジョセフ・マクギインティ・ニコルのようで、最近ではNetflixの入れ替わりコメディ『Family Leave』でジェニファー・ガーナーと仕事をしている。報道時点では、マックGの広報担当者は、本作での彼の役割について確認を求める米ビルボードからの要請に答えていない。
2021年4月にギタリスト/シンガーのポール・スタンレーが、このプロジェクトの初期の詳細が書かれた米Deadlineの記事へのリンクをツイートしていた。その記事では、『Shout It Out Loud』と題された『ボヘミアン・ラプソディ』風の伝記映画を、『コン・ティキ』や『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』などを手がけたヨアヒム・ローニング監督が手がけ、Ole Sandersが脚本で参加予定だったことが明かされていた。報道時点では、新たに情報が出た伝記映画のキャスティングや現在の監督・脚本家陣に関する情報は得られていない。
ポールと、同じくオリジナル・メンバーでベーシスト/シンガーのジーン・シモンズがこのプロジェクトに協力している。彼らの半世紀以上にわたる友情と、1970年代初頭に米ニューヨークのクイーンズで、創設メンバーでドラマーのピーター・クリス(その後脱退)とリード・ギタリストのエース・フレーリーと結成したグループの記録となる。
2023年3月初めにKISSは、12月1日と2日に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで最後のコンサートを行うと発表した。ニューヨークの象徴的な会場での2夜に先立ち、KISSはファイナル・ツアーの一環として、米ロサンゼルス、シアトル、カナダ・カルガリー、モントリオール、トロント、米ボルチモアを含む米国とカナダで17公演を行う。
Brunnとのインタビューでドックは、KISSのジーンとポールの時代は今年後半に終了するものの、マーベル・ユニバースのようなブランドとして続く可能性に触れた。彼は、「自分がいなくなったあと、彼らがいなくなったあと、もしかしたら将来的にKISSの別の形があるかも?KISSがなくなるとは思いません」と述べ、KISSブランドとして将来的に異なる形で継続させるために、彼らの肖像権を売る可能性もありうると示唆した。
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