2023/03/23
エド・シーランが、米ローリング・ストーンとの最新インタビューで、2023年5月5日にリリースする『-(サブトラクト)』以外にさらに5枚のアルバムを既に計画中で、死後に出すつもりのアルバムにも着手していると明かした。
32歳のエドは、「残りの人生、時折曲を追加しながら、いわば“パーフェクト”なアルバムをゆっくり作りたいんです。そして、僕が死んだらそれがリリースされるように遺言で決めておきます」と語っている。
彼はまた、友人であるテイラー・スウィフトの最近のコラボレーターであるザ・ナショナルのアーロン・デスナーと『-(サブトラクト)』で仕事をしながら、別のアルバムを出せるほどの楽曲を作り出したと明かした。エドは、数学シリーズの最終作のために14曲を選んだあと、“喜びが大きすぎる”と感じた他の3曲を抜いたと語っているが、これは『-(サブトラクト)』とは別の音楽の旅の始まりのように感じたからだという。
彼は、「僕たちが二つの異なるものを作っていることがすぐにわかったんです」と語り、彼とアーロンがその後一緒に次のアルバムをまるまる作り、プロデューサーとして引っ張りだこのアーロンが今まさにミキシング中だと付け加えた。現時点ではそのアルバムの発売日やタイトルは発表されていないが、エドは、「そのレコードの目的はなくて、ただ出したいだけなんです」と述べている。
また、『-(サブトラクト)』のリリースに先駆け、エドのスターダムへの道のり、私生活、音楽のインスピレーションなどに迫るディズニープラスのドキュメンタリー『Ed Sheeran: The Sum of It All 』が5月3日に全世界で配信される。この4部構成のシリーズでは、「吃音のある、(スターには)なりそうにない子どもが、いかにして名声を手に入れて世界最大の音楽スーパースターの一人となったか、そして彼のチャート1位のヒット曲の数々がどのように生まれたか」が描かれている。
このオリジナル・シリーズでは、エドの個人的なアーカイブからの独占コンテンツ、彼の愛する人たちのインタビュー、そしてリラックスしたパフォーマンスが紹介される。エドはプレス・リリースで、「僕は私生活に関してはとても慎重で、これまで作ったドキュメンタリーはソングライティングに焦点を当てたものだけでした。ディズニーから4部構成のドキュメンタリーの制作を打診された時、ドアを開けて人々を受け入れるのに適したタイミングだと感じました。これを人々が楽しんでくれることを願っています」とコメントしている。
3月24日にエドのニュー・シングル「Eyes Closed」がリリースされる。ローリング・ストーンによると、同曲は、“甲高いピチカートのリフを中心に、シーランのカタログにあるような、大きくオクターブ・ジャンプするコーラスに発展していく“と説明されており、"I'm dancing with my eyes closed(僕は目を閉じて踊っている)/ 'Cause everywhere I look I still see you(どこを見てもまだ君が見えてしまうから)”や、“I pictured this month a little bit different(今月はちょっと違う感じになると思っていた)/ No one is ever ready(準備万端の人なんていない)” などの歌詞が引用されている。
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