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2013/05/14

スティール・パンサー 素晴らしきLAメタルに万歳

 40歳を過ぎてからまさかのメジャー・デビューを果たしたLAを拠点に活動するメタル・バンド、スティール・パンサーが、今年初開催となった伝説のメタルフェス【Ozzfest Japan 2013】の2日目に出演、観客を熱狂と大爆笑の渦に巻き込んだ。
 
 いつ観てもタンクトップ(?)の穴の開き方が大胆すぎるサッチェルの超絶ギターリフの攻撃波が鳴り響く「Eyes Of A Panther」でライブがスタート。初期のモトリー・クルーやボン・ジョヴィなどを彷彿とさせる王道のロック/メタル・サウンドが会場を埋め尽くし、メンバーの衣装はもちろん、スタジアム・コンサートさながらのライティングとの相乗効果で気分は80年代にタイムスリップ。プレイはあくまで真面目で巧み、ベタでお決まりな要素も嫌味なく真っ向からさらっとこなしてしまうのには、彼らの音楽への紛れもない愛の表れなのだろう。

 でもそれだけではないのが、このスティール・パンサーというバンド。曲の中間で展開する小ネタ/MCタイムや必殺「オッパイミセテー!」という日本語コールに会場は大爆笑の渦に、観客の外人勢からも「オッパイ」コールが湧き上がる。王道なパワー・バラード「Community Property」でその美声を披露したかと思うと、「17人の女の子と立て続けに…」なんてお下品な歌詞とともに腰を振りながら縦横無尽にステージを歩きまわるヴォーカルのマイケル・スターの姿もなんだかキュートに見えてしまう。MCでは、ちょっと豊満になってきた為に「ガチデブ」なんて言われていたが、それもご愛嬌。この日の彼らの全力投球なステージングとその愛すべきキャラクターの虜になった観客は多かったはず。

 そしてラストは、やはり『鋼鉄の女豹』から「Death To All But Metal」。一体となった会場からは自然とシングアロングも沸き起こり、オーディエンスの高揚感は最高潮に。40分余りの短いステージだったが、LAメタルへの愛が体中に感じられる完璧なステージだった。

【Steel Panther @ Ozzfest Japan 2013 セットリスト】
2013.05.12 幕張メッセ

01. Eyes Of A Panther
02. Tomorrow Night
03. Asian Hooker
04. Just Like Tiger Woods
05. Party All Day (Fuck All Night)
06. Community Property
07. 17 Girls In A Row
08. Death To All But Metal

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