2023年2月22日公開（集計期間：2023年2月13日～2023年2月19日）のBillboard JAPAN”ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”でバルーンの「花に風」が首位を獲得した。

　「花に風」は、バルーンが約7年ぶりに初音ミクを起用した楽曲だ。さらに、ミュージック・ビデオはTwitterのフォロワー数が約222万を誇るイラストレーターのアボガド6が制作しており、初音ミクの軽快なダンスが象徴的な作品に仕上がっている。前週と比較すると、オリジナル動画の動画再生数、コメント数、いいね数、マイリスト数がそれぞれ増加傾向にあり、特に動画再生数は約2.5倍ほど増加。また、二次創作動画も前週から圧倒的な伸びを見せており、動画総数が約2倍、動画再生数とコメント数については約10倍以上増加した。

　2位には、ピノキオピーの「匿名M」が初登場。本楽曲は、「匿名M」を名乗るボーカロイドへのインタビューというテーマで制作されており、ライターやYouTubeなどで幅広く活動するARuFaがレコーディングに参加している。なお、本楽曲は、2月17日にニコニコ動画へ投稿されてから5日で約19万再生を記録し、殿堂入りを獲得。5月17日にリリースされるピノキオピーの6thアルバム『MATE』に収録される予定となっている。

そして、4週連続で首位を獲得していた、Kanaria「酔いどれ知らず」は3位にランクダウンした。順位は下がったものの、二次創作動画の動画総数、コメント数は増加しており、2月22日公開の“Billboard Japan Hot 100”では前週の42位から当週は39位にランクアップ。カラオケも、昨年から順位を上げ続け、当週初のトップ10入りを果たしており、今後の伸びに注目だ。

　8位には南ノ南「星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲」がチャートイン。前週の6位からランクダウンしたものの、二次創作動画の伸びが非常に好調で、特に二次創作動画の動画コメント数は、前週と比べ約2倍近く増加した。また、ニコニコ動画におけるオリジナル動画の再生数は、2月22日時点で約94万再生を記録しており、ミリオン間近となっている。

　そして10位には、かいりきベアの「ダーリンダンス」が登場。前週と比べると、オリジナル動画と二次創作動画のコメント数が大幅に増加しており、再びTOP10圏内に返り咲く結果となった。

◎ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20
1位「花に風」バルーン
2位「匿名M」ピノキオピー
3位「酔いどれ知らず」Kanaria
4位「フォニイ」ツミキ
5位「ラヴィ(Lavie)」すりぃ
6位「ローリンガール」wowaka
7位「神っぽいな」ピノキオピー
8位「星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲」南ノ南
9位「ロウワー」ぬゆり
10位「ダーリンダンス」かいりきベア