2023/02/10
LAを拠点とするジャズ・ボーカリスト、ドワイト・トリブルがニューアルバム『エインシェント・フューチャー』を3月15日にリリースする。
米オハイオ州シンシナティ出身のドワイト・トリブルは、1978年にロサンゼルスへ移り、ピアニストで作曲家のホレス・タプスコットに見出されるとザ・パン・アフリカン・ピープルズ・アーケストラに参加。2001年に『ホレス』でソロデビュー、2004年の2ndアルバム 『リヴィング・ウォーター』ではBBCの最優秀アルバムにノミネートされた一方、スピリチュ アル・ジャズ集団のビルド・アン・アークのメンバーとしてや、ファラオ・サンダース・カルテットなどの作品に参加するなど、ジャズ・ボーカル界の大御所として活躍している。
2017年にはUKのジャズ系レーベル<ゴンドワナ>より、レーベルのボスのマシュー・ハルソールやシネマティック・オーケストラ人脈などのUKのミュージシャンとのコラボ作『インスピレーションズ』をリリース。前作『マザーシップ』では、カマシ・ワシントン、ミゲル・アトウッド・ファーガソン、マーク・ド・クライヴ・ロウなどの凄腕がバックを固めた。
ニューアルバム『エインシェント・フューチャー』より公開された1stシングル「Truth」は、電子音とビートが特徴的で、低音の力強いドワイトのボーカルも健在。同曲についてドワイトは、「私はどちらかと言えば政治の信奉者ですが、議会の人々がいかにプロの嘘つきであるかは驚くべきことです。まるで嘘をつくのが流行になっているかのようだ」と話す。
アルバムには、ジャズ、ファンク、ソウル/R&Bがクロスオーバーした作品全体を象徴するかの「Truth」をはじめ、カマシ・ワシントンがサックスで参加した優しいギター・ラインとグルーヴィーなベース&パーカッションが特徴の「African Drum」、ケンドリック・ラマーやロバート・グラスパーらが賞賛するジョージア・アン・マルドロウがボーカル参加した10分弱のジャズ・フュージョン「Black Dance」などを収録する。
また、プリンス/クインシー・ジョーンズなど数多くのアーティストと共演したグラミー受賞プロデューサーのアンドリュー・グーシェイがベース、マイルス・デイビス/チャカ・カーンらと共演したジョン・ビーズリーがピアノ、そしてセロニアス・モンク・ジャズ協会でハービー・ハンコックの右腕として音楽監督も務めるG.E.スティンソンがギターで参加。ミックスはスティングやデヴィッド・ボウイ、ポール・マッカートニーなどを手掛けたグラミー受賞プロデューサー、ヒュー・パジャムが担当している。
◎リリース情報
アルバム『Ancient Future(エインシェント・フューチャー)』
2023/3/15 RELEASE
品番:GB1584CDOBI (CD) / GB1584OBI (LP)
<トラックリスト>
A1. Truth
A2. My Stomping Ground
A3. Beach Vibes
A4. Derf Reklaw
B1. Elements
B2. Black Dance feat. Georgia Anne Muldrow
B3. African Drum feat. Kamasi Washington
B4. Wind
https://orcd.co/ancientfuturedt
写真クレジット: Chuck Koton
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