2023/02/07
ジェイ・Zが、現地時間2023年2月5日に開催された【グラミー賞】授賞式に先立って行われた新しいインタビューで、同賞について率直な感想を述べている。このインタビューは、妻のビヨンセが4度目のノミネートにしてまたもや<年間最優秀アルバム>を逃した授賞式の翌6日に公開された。
<年間最優秀アルバム>が発表される数日前に彼は、「そのプロセスから自分を切り離して、彼らがただ正しくやってくれることを望んでいるんです。“これはただのマーケティングってやつなんだ”って思うところまで行った」とTIDALに語り、「“アルバムを出したし、売り上げは伸びるかもしれない”って思うわけです。そこまで行きましたけれど、心の底では……繰り返しになりますけど、僕らは(【グラミー賞】に)憧れて育ってきたんです。僕らにとっては、柱の一つのようなものだったんです」と述べている。
しかし、この賞に対する彼の見解とは裏腹に、ジェイ・Zは妻が絶賛された2022年のアルバム『ルネッサンス』で<年間最優秀アルバム>を受賞するに値すると主張している。「それが文化に何をもたらしたか見てください。世界のエネルギーがどう動いたか見てください。クラブでは、彼女のアルバムを全部かけてる。そんなの見たことない。全部ですよ、全部。どのリミックスもすごいんです。みんなインスパイアされています。世界中をインスパイアしたんです」と彼は絶賛している。
結果、<年間最優秀アルバム>はハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』が受賞したが、ビヨンセは<最優秀ダンス/エレクトロニック・ミュージック・アルバム>や<最優秀R&Bソング>(「CUFF IT」)を含む4つの賞を獲得し、受賞数を通算32に更新した。これにより歴代最多記録を更新し、史上最も多くの【グラミー賞】に輝いたアーティストとなった。
一方、【グラミー賞】を24回受賞しているジェイ・Zは、DJキャレド、リック・ロス、リル・ウェイン、ジョン・レジェンド、フライデーと共に「God Did」を披露し、テレビ中継を締めくくった。
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