2023/01/15
2023年1月11日公開(集計期間:2023年1月2日~1月8日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、Vaundyの1stアルバム『strobo』が28位にチャートインし、135週ぶりにトップ30に返り咲いた。
2020年5月にリリースされた本作は、2020年6月3日公開チャート(集計期間:2020年5月25日~5月31日)で4位に初登場。以降、新曲のリリースやライブイベントへの出演等のタイミングでランクアップを繰り返していたが、昨年末に放送された『第73回NHK紅白歌合戦』で収録曲「怪獣の花唄」がパフォーマンスされたことをきっかけに、前々週圏外→前週61位→当週28位と、年末年始で大きく順位を伸ばした。
本記事では、当週のアルバム・セールス・チャート トップ100より、紅白に出場したアーティストの作品を抽出。直近3週で売上枚数を伸ばし続けているアルバム10作をピックアップし、出演前後(※)の増加率が高かった順に並べた。
◎『第73回NHK紅白歌合戦』出演アーティスト アルバム売上枚数 増加率トップ10
※()内は増加率、☆は当日披露された楽曲が収録されている作品
1. Vaundy『strobo』(473%)☆
2. 藤井 風『HELP EVER HURT NEVER』(256%)☆
3. BE:FIRST『BE:1』(215%)☆
4. 藤井 風『HELP EVER HURT COVER』(158%)
5. SixTONES『CITY』(151%)
6. 藤井 風『LOVE ALL SERVE ALL』(139%)
7. SixTONES『1ST』(138%)
8. KinKi Kids『The BEST』(48%)☆
9. 安全地帯『ゴールデン☆ベスト 安全地帯』(38%)☆
10. あいみょん『瞳へ落ちるよレコード』(37%)☆
※集計期間:
〈出演前〉2022年12月19日~25日/〈出演後〉2023年1月2日~8日
年末に特集番組が組まれた藤井 風と、年始に最新アルバムをリリースしたSixTONESは、一概に紅白効果があったとは言い切れないかもしれない。だが、紅白を通してアーティストを知り、作品を手にしたいと考えたリスナーが旧譜を買い揃えた可能性もあるだろう。また初出場のVaundyとBE:FIRSTは、披露曲が収録されている作品がキャリア唯一のアルバムになるため、支持が集まりやすかったことが考えられる。
「ハート」と「君はロックを聴かない」を披露したあいみょんは、「ハート」が収録されている最新作『瞳へ落ちるよレコード』が37%上昇。「硝子の少年」と「Amazing Love」を披露したKinKi Kidsは、「硝子の少年」が収録されている『The BEST』が48%上昇した。「Amazing Love」は現時点ではアルバム未収録で、本楽曲が収録されているシングルは同期間で83%上昇している。
そして特別企画枠で出場した安全地帯は、『ゴールデン☆ベスト 安全地帯』の他にも『THE BEST ALBUM 40th ANNIVERSARY~あの頃へ~』と、玉置浩二が弾き語りで披露した「メロディー」が収録されている『THE BEST ALBUM 35th ANNIVERSARY~メロディー~』が、当週トップ100にチャートインした。紅白のパフォーマンスを通し、改めて楽曲やアーティストの魅力を再発見した視聴者が多かったのではないだろうか。
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