Billboard JAPAN


NEWS

2023/01/14 11:00

ジェフ・ベックが死去、MGKが子猫を紹介、ザ・ウィークエンドが【アカデミー賞】ショートリスト入り:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースはジェフ・ベックに関する話題から。

 ジェフ・ベック・グループの創始者で、ヤードバーズの元メンバーとしても知られる世界で最も影響力のあるロック・ギタリストの1人であるジェフ・ベックが、現地時間2023年1月10日に78歳で死去した。

 彼が亡くなった翌日となる1月11日、遺族が訃報を発表した。「ジェフ・ベックの逝去のニュースを共有することは、とても深い悲しみです」と声明は始まり、「突然、細菌性髄膜炎に感染した後、彼は昨日安らかに息を引き取りました。このとてつもなく大きな死の過程で、遺族はプライバシーの尊重を求めています」と続いている。

 また、ジェフの訃報を受けてジーン・シモンズやジミー・ペイジ等、多くのミュージシャンから追悼の言葉がSNSに投稿されている。

ジェフ・ベック、世界的ロック・ギタリストが78歳で死去
故ジェフ・ベックの死をジミー・ペイジらが悼む


 猫好きで知られるマシン・ガン・ケリー(MGK)が1月6日に自身のインスタグラムを更新し、新たに家族に迎え入れた子猫を2匹を紹介した。

 「新しいギャングメンバー:TicketsとNa’aviだ」というキャプションを添えて、MGKは2匹の子猫の映像と写真を投稿した。一方の猫は非常に若く、くるくるとした毛が特徴的で、もう少し成長している方はベンガル柄の毛が目を引く。投稿では2匹がMGKが飼っている他の猫と交流し、時にはシャーと鳴いたり遊んだりしながら新しい環境に慣れようとする様子を見ることができる。

マシン・ガン・ケリー、新たに家族に迎え入れた子猫を紹介


 1月9日、ザ・ウィークエンドがインタビューに応じ、映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のテーマ曲である「Nothing Is Lost (You Give Me Strength)」が、【アカデミー賞】のショートリスト入りしたことについて語った。

 ザ・ウィークエンド(本名:エイベル・テスファイ)は、米ハリウッド・レポーター誌に対し「最終選考に含まれていることは非常に光栄だ。楽曲に対してそういった評価をしてもらえるのは本当にありがたいよ」と語った。もし「Nothing Is Lost (You Give Me Strength)」がこれから正式にノミネートされれば、エイベルにとって「Earned It」(2015年公開の『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』に使用)以来となる。エイベルは「(ノミネートされれば)最高だけど、こんな歴史的な映画に関わることができただけでも幸せだよ」と付け加えている。

ザ・ウィークエンド、『アバター2』テーマ曲の【アカデミー賞】ショートリスト入りを語る「非常に光栄」


 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、テイラー・スウィフトの「アンチ・ヒーロー」が首位に返り咲き、通算7週目の首位を獲得した。先週のTOP10にランクインしていたホリデー・ソング8曲は、今週の集計期間がクリスマス後の2022年12月30~2023年1月5日ということで一掃されている。

 初登場(2022年11月5日付)から6週間首位を獲得した後、ホリデー・ソングに押されダウンしていたテイラー・スウィフトの「アンチ・ヒーロー」は、先週の8位から1位に上昇して通算7週目の首位をマークした。Hot 100での首位獲得が7週を超えたのは、2014年~15年に同7週をマークした「ブランク・スペース」以来約8年ぶりで、自己最長記録タイとなる。

 また、先週の26位から8位に上昇したザ・ウィークエンドの「ダイ・フォー・ユー」は、2016年リリースの3rdアルバム『スターボーイ』に収録された曲だが、TikTokのバイラル・ヒットをキッカケに近年徐々にチャートを上昇し、約6年以上経て今週TOP10入りを果たした。

 10位にはビヨンセの「カフ・イット」が先週の38位から上昇し、通算21曲目のTOP10入りを果たしている。

【米ビルボード・ソング・チャート】テイラー・スウィフト「アンチ・ヒーロー」通算7週目の首位、ザ・ウィークエンド/ビヨンセがTOP10入り


 そして、アルバム・チャートではシザの『SOS』が4週目の首位を獲得した。女性アーティストのアルバムが初登場から4週以上首位をマークしたのは、2021年12月4日~2022年1月8日付まで6週間を記録したアデルの『30』以来約1年ぶりで、女性によるR&Bアルバム(R&Bアルバム・チャートにランクインした作品を定義とする)に限定すると、1993年6月5日~7月10日付の同6週を記録したジャネット・ジャクソンの『ジャネット』以来、約30年ぶりの快挙となる。

 今週7位には韓国のボーイズ・グループATEEZの『SPIN OFF : FROM THE WITNESS』がデビューし、2022年8月13日付で3位を記録した『THE WORLD EP.1: MOVEMENT』に続くグループ2作目のTOP10入りを果たした。

【米ビルボード・アルバム・チャート】シザ『SOS』が4週連続1位、ATEEZ初登場7位


その他今週の注目ニュース
BTSのJIN、入隊前にファンのために撮影した動画メッセージ公開
大坂なおみ&コーデー、第1子妊娠を発表
テイラー・スウィフト、自身が持つ米ビルボード・アーティスト・チャートNo.1最長記録を60週に更新
U2、キャリアにおける最重要曲を新たな解釈で新録した『ソングス・オブ・サレンダー』発売決定
50セント、エミネムの半自伝的映画『8マイル』をTVシリーズ化すると明言

関連記事