2023/01/12
ジェフ・ベック・グループの創始者で、ヤードバーズの元メンバーとしても知られる世界で最も影響力のあるロック・ギタリストの1人であるジェフ・ベックが、現地時間2023年1月10日に78歳で死去した。
彼が亡くなった翌日となる1月11日、遺族が訃報を発表した。「ジェフ・ベックの逝去のニュースを共有することは、とても深い悲しみです」と声明は始まり、「突然、細菌性髄膜炎に感染した後、彼は昨日安らかに息を引き取りました。このとてつもなく大きな死の過程で、遺族はプライバシーの尊重を求めています」と続いている。
ジェフ・ベックは、1965年にセッション・ミュージシャン仲間のジミー・ペイジの推薦で、エリック・クラプトンの後任としてヤードバーズに加入し、その冒険的でパワフルなギター・スタイルでバンドに貢献した。ヤードバーズには20か月間在籍し、1966年のアルバム『ロジャー・ジ・エンジニア』にも参加した。
ヤードバーズを解雇された後、ミッキー・モストのプロデュースのもと「ハイ・ホー・シルバー・ライニング」、「タリーマン」などを含む多くのソロ・シングルをレコーディングした。その後、ロッド・スチュアートをボーカル、ロニー・ウッドをベース、ニッキー・ホプキンスをドラマーに迎えた自身のバンド、ジェフ・ベック・グループを結成し、1968年に『トゥルース』と1969年に『ベック・オラ』をリリースした。
1970年代には、ヴァニラ・ファッジやカクタスの活躍で知られるベーシストのティム・ボガートとドラマーのカーマイン・アピスと短期間トリオを結成していた。
ジェフ・ベックは、【グラミー賞】に17回ノミネートされ、そのうち8度の受賞歴がある。また、1992年にヤードバーズのメンバーとして、そして2009年にソロ・パフォーマーとして2度の【ロックの殿堂】入りを果たしている。最近彼は、ジョニー・デップとのジョイント・アルバム『18』を引っ提げたツアーを終えたばかりだった。
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