2022/12/28
テイラー・スウィフトの「アンチ・ヒーロー」が、2022年12月31日付の米ビルボードのエアプレイ・チャート“Radio Songs”で首位となり、当週全米のラジオで最も聞かれた楽曲となった。これにより、テイラーは2000年代、2010年代、2020年代に同チャートを制した史上初のアーティストとなった。
ルミネートによると、「アンチ・ヒーロー」は全フォーマットを含むRadio Songsの12月16日~22日の集計週に、エアプレイ・オーディエンス・インプレッション数7,940万(3%増)を記録し、2位から1位に浮上した。
テイラーが、1990年12月に集計が始まったRadio Songsで首位を獲得するのは通算7曲目で、マルーン5、ケイティ・ペリー、アッシャーと並ぶ史上4番目の記録となる。トップを走るのはリアーナ(13曲)で、マライア・キャリー(11曲)、ブルーノ・マーズ(9曲)と続いている。
2000年代、2010年代、2020年代の3年代のRadio Songsで、1位を獲得した初のアーティストとなったテイラーだが、過去にはクリスティーナ・アギレラが、1990年代(1999年の「ジニー・イン・ア・ボトル」)と2000年代(2001年のリル・キム、マイア、ピンクとの「レディ・マーマレード」)にリード・アーティストとして1曲ずつ、そして2010年代(2011年のマルーン5「ムーブス・ライク・ジャガー」)にフィーチャリング・アーティストとして1曲で首位となり、この3年代にそれぞれ1位を獲得した唯一のアーティストとなっていた。
テイラー・スウィフトの米ビルボード・エアプレイ・チャート“Radio Songs”首位獲得曲
()内は首位獲得年
2週「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」(2009年)
4週「トラブル」(2009年)
4週「シェイク・イット・オフ」(2014年)
6週「ブランク・スペース」(2014~15年)
5週「バッド・ブラッド feat. ケンドリック・ラマー」(2015年)
2週「ワイルデスト・ドリーム」(2015年)
1週「アンチ・ヒーロー」(2022年)
また「アンチ・ヒーロー」は、最新のポップ・エアプレイ・チャート“Pop Airplay”で2週目の首位を達成しており、2000年代、2010年代、2020年代の3年代にメインストリームのTOP40ランキングで1位を獲得した初の女性アーティストとなった。全体ではマルーン5に次ぐ2位となっている。テイラーは、本曲で同チャート10曲目のNo.1を記録している。さらには、アダルト・ポップ・エアプレイ・チャート“Adult Pop Airplay”で5週目の首位となり、アダルトTOP40のランキングで9曲目の1位をマークしている。
「アンチ・ヒーロー」は、11月5日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で首位となり、テイラーは同週に最新アルバム『ミッドナイツ』の収録曲でTOP10を独占する歴史的快挙を成し遂げた。楽曲は、Hot 100史上10曲目となる初登場から6週連続で首位をキープした。
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