2022/12/23 14:45
ケイト・ブッシュが、自身のウェブサイトに「メリー・クリスマス」と題されたメッセージを投稿し、ウクライナ戦争や英エリザベス2世の死など激動の1年のを振り返る一方で、1985年の名曲「神秘の丘/Running Up That Hill (A Deal With God)」の新たな成功に感謝し、明るい2023年に向けて希望を表明した。
このメッセージで64歳のポップ・アイコンは、「このような年は、これまで誰も経験したことがないのではないでしょうか。パンデミックで生活は信じられないほど恐ろしくなり、間も無く終わるかもしれないと思っても、まだ続いているようです。砲撃のようです……ウクライナでの恐ろしい戦争、飢饉、干ばつ、洪水……そして、私たちは女王を失いました」と綴った。
ブッシュはその後、より高揚感のある話題に移り、1980年代を舞台にしたNetflixのSFシリーズ『ストレンジャー・シングス』のシーズン4での起用で注目された「神秘の丘」が米ビルボード・チャートで復活した現象に触れた。「私にとって、今年はクレイジーでジェットコースターのような年でした」と彼女は続け、「この夏にNo.1トラックとなった(“神秘の丘”の)成功に今も酔いしれています。光栄なことです!」と書いた。
このシリーズで取り上げられた後、ブッシュの1985年のアルバム『Hounds of Love』(邦題:愛のかたち)からのリード・シングルである「神秘の丘」は、28年ぶりに米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で3位まで上昇し、オルタナティブ・エアプレイ・チャートのTOP10に返り咲くという記録的な成功を収めた。また、英国とオーストラリアのチャートでは首位を獲得し、世界的にもリバイバル・ヒットとなった。
ブッシュは、「多くの若い世代の人たちがこの曲を楽しんでくれているのを見てとても嬉しかったです。私のことを新しいアーティストだと思った人も結構いたみたいです!いいですね!改めて、この曲を応援してヒットさせてくれた皆さん、本当にありがとうございました」と続けた。
そして彼女は、コマドリの画像を添えたメッセージの最後に、詩人エミリー・ディキンソンの希望に満ちた言葉を紹介ながら、「私は今年、友人たちに贈るクリスマスプレゼントに小さいコマドリを使いました。クリスマスを象徴するこの謙虚な小鳥は、エミリー・ディキンソンの美しい言葉の文脈で、希望を象徴するものでもあると思ったからです。“希望には羽が生えていて、魂に留まる”。喜びを見つけるのが難しいこのクリスマスに、希望が私たちの魂にとまることを信じたいです。メリー・クリスマス!」と前向きに締めくくった。
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