2022/12/22
ジェームズ・キャメロンが13年間心血を注いだシリーズ最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のオリジナル・サウンドトラックが映画と同日の2022年12月16日に全世界配信となったが、劇中のスコアを収録した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター オリジナル・スコア』もリリースされた。
本作には、劇中で流れる全23曲が収録されており、先日配信されたザ・ウィークエンドが手掛けた本作のテーマソング「Nothing is Lost (You Give Me Strength)」が収録されたアルバム『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター オリジナル・サウンドトラック』とは異なる構成になっている。さらにサウンドトラックに引き続き今回のスコアも「空間オーディオ」と呼ばれるドルビー・サウンドでの配信が決定しており、Apple Music、Amazon Musicではまるで360度アバターの世界に囲まれたような音響を体験することができる。ジャケット写真は映画のカギを握る海の生物トゥルクンと雄大に泳ぐシーンが描かれている。
スコアを手掛けたのは、これまでマイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン、セリーヌ・ディオンなど名だたるアーティストと仕事をしてきた作曲家のサイモン・フラングレン。ジェームズ・キャメロン監督がメガホンを取った映画『タイタニック』の名曲「My Heart Will Go On」でプロデューサーとして【グラミー賞】の<最優秀レコード賞>を受賞、同年の【ゴールデン・グローブ賞】にもノミネートされ、またプロデュースした前作『アバター』のテーマソング「I See You (Theme from Avatar)」が【ゴールデン・グローブ賞】、【グラミー賞】にノミネートされた。
一方で3D音響の第一人者でもあり、ピンク・フロイドから直々の指名をうけて、英ロンドンのビクトリア&アルバート博物館を皮切りにアメリカ、ドイツ、スペイン、カナダなど世界6各国で行われるエキシビション『Pink Floyd: Their Mortal Remains』の3D音響のミックスを担当している。
前作の『アバター』ではジェームズ・ホーナーとともに仕事をしていたが、2015年のホーナーの悲劇的な死後、彼の残した仕事を引き継いでおり、過去3年間の大部分を『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の3時間のスコア作曲に費やし、ニュージーランドに赴いてジェームズ・キャメロン監督と共同作業を行ってきた。フラングレンは、2017年5月にフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドにオープンした『パンドラ-ザ・ワールド・オブ・アバター』全体の音楽制作と新たな作曲も担当しており、2024年に公開予定の『アバター』続編にも取り組んでいる。
さらにザ・ウィークエンドが手掛けるテーマソング「Nothing Is Lost (You Give Me Strength)」のリリック・ビデオが公開になった。ナヴィの暮らす神秘的で雄大な森、今回の舞台となる息をのむほど美しい海、そして手を取り合うジェイクたち家族、迫力あふれる戦闘シーン等映画の映像に、ザ・ウィークエンドの神秘的な歌声がマッチした内容になっている。
◎リリース情報
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター オリジナル・スコア』
配信中
https://20thcenturystudios.lnk.to/TheWayOfWaterScore
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター オリジナル・サウンドトラック』
配信中
https://20thcenturystudios.lnk.to/AvatarTheWayOfWater
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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