2022/12/19
ドナルド・グローヴァーがついにスパイダーマンの映画に主演することになるが、彼らしいひねりが効いた役柄と作品になりそうだ。
情報筋がザ・ハリウッド・リポーターに語ったところによると、グローヴァーは、ソニー・ピクチャーズのスパイダーマン・ユニバースを舞台にした長編映画の主演とプロデューサーを務めることになった。脚本は、俳優でコメディアンのエディ・マーフィの息子であるマイルズ・マーフィが執筆する。映画のタイトルはまだ決まっていないが、スパイダーマンの悪役の中でも特に無名のヒプノ・ハスラーが主人公になると言われている。
ロケット・ラクーンも生み出したライターのビル・マントロとアーティストのフランク・スプリンガーによるヒプノ・ハスラーが、1978年に『Peter Parker, the Spectacular Spider-Man No. 24』で初めて登場した時、まさにディスコ・ミュージック・シーンから生まれた存在だった。彼の本名はアントワーヌ・デルソインで、マーシー・キラーズというバンドのリーダーであり、観客から盗むために催眠にかける楽器を使用していた。
ヒプノ・ハスラーは、スパイダーマンのトップ・ヴィランの1人とは考えられておらず、実際、“最低なスーパーヴィラン”リストに定期的に登場する。しかしグローヴァーはこのキャラクターの音楽的側面と、マーベル(MCU)の正史的な重荷が少なく、より自由な解釈ができることに可能性を感じたようだ。この映画の時代設定はディスコ全盛期、再考された現代のヒップホップ版、あるいはサイバーパンクの未来まで、何でも可能だ。さらに、まだ詳細は明かされていないが、マーフィーによる解釈もグローヴァーの琴線に触れたようだ。
グローヴァーのファンは何年も前から彼にスパイダーマン・シリーズに携わってほしいと願い続けている。特に2012年の『アメイジング・スパイダーマン』では主演を演じてほしいと声が上がったが実現しなかった(アンドリュー・ガーフィールドがピーター・パーカー役を射止めた)。だがその後、彼は2015年のディズニーXDシリーズ『アルティメット・スパイダーマン』でスパイダーマン/マイルズ・モラレスの声を担当した。また、トム・ホランド主演の『スパイダーマン:ホームカミング』にも端役で出演した(この映画のカットされたシーンで、マイルズ・モラレスの叔父を演じている)。
スパイダーマンおよび関連キャラクターの映画化権を所有するソニーは、悪役だけでなく、スパイダーマン・ファミリーを構成するヒーローを題材にした映画を次々と発表している。『ヴェノム』や『モービウス』などの映画を有する同スタジオは、『クレイヴン・ザ・ハンター』の全米公開を2023年10月6日に予定しており、ヒーローもののプロジェクトとしては、『マダム・ウェブ』と『スパイダーウーマン』が進行中だ。
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