2022/12/07 18:00
【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】の日本版実施に伴い、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』のVol.4に、緑黄色社会の長屋晴子(vo, g)とpeppe(key)が登場した。
今年10周年を迎えた男女混合バンドの緑黄色社会のメンバーとして活動する二人だが、長屋は9月の初武道館公演を前にある壁にぶつかっていたという。「素の自分や内側にあるものを生々しくさらけ出しているバンドのステージや演奏に心が動かされるけれど、そうして表出するのは“綺麗な部分”だけではないはずじゃない」と話した彼女は、そういった部分を表現していきたいと思いつつも、自分自身も“バリアを張っているところがあったかもしれない”と説明している。
そこで自身の気持ちを武道館公演の前にメンバーやスタッフと共有したという長屋は、「武道館公演では思いっきりやることにしました。メイクや髪型が崩れても、変な顔になっても、気にせず空っぽになるまで思いっきり。多少ピッチが乱れても、ハートの部分を伝えたいと思って、今はステージに立つようにしています」と心境の変化について振り返っている。
これに対してpeppeは、長屋の音楽に向き合う熱意を感じたと述べ、「同じバンドにいて同じ女性であっても、100%同じように感じることはなくて、私には私の進み方がある。だからこそ、メンバーがどう感じているかをその都度知っておかないと、バンド自体が崩れてしまうと思いますし、話してくれて良かったです」とコメントしている。インタビュー全文は、特集ページにて公開中だ。
2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2022年版は3月に開催された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして今秋ローンチした。
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