2022/11/25
マドンナが、今月末に米マイアミで開催されるアート・バーゼルで、自身の写真集『SEX』の30周年を祝うことがわかった。
1992年に発売されたこの官能的な写真集は、会期中に行われるイヴ・サンローランと米NYを拠点とする出版社キャロウェイによるアート・ショーにて30周年記念として再発される。
約800ページに及ぶ新装版『SEX』の発売に合わせて、マドンナとYSLのクリエイティブ・ディレクターであるアンソニー・ヴァカレロがキュレーションしたアート展も開催される予定だ。
マドンナは、赤く髪を染め、ヌードカラーのコルセットとタンのファーコートを身にまとい、鏡を見つめる写真をインスタグラムに投稿し、「皆さんをトランス状態に落とし入れましょう……YSL提供による“SEX”の再発……マイアミで11月29日から12月4日まで」と綴っている。イヴ・サンローランの公式アカウントはイベントの招待状を公開し、展示会がYSLのリヴ・ドロワット・プロジェクトにて開催されることを明らかにした。
著名な写真家のスティーブン・マイゼルが撮影を手がけた『SEX』は、1992年10月21日に、マドンナの5thスタジオ・アルバム『エロティカ』のビジュアル・コンパニオンとして発売された。アルバムには、タイトル曲をはじめ、「ディーパー・アンド・ディーパー」、「バッド・ガール」、「フィーヴァー」といった挑発的なシングルが収録され、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”では最高2位を記録した。
一方、『SEX』はその内容が大きな話題を呼び、米ニューヨーク・タイムズのベストセラー・リストで3週にわたり1位を記録した。2002年にアンドリュー・モートンが発売したマドンナの伝記によると、本作は史上最も売れたコーヒー・テーブル・ブック(大判のハードカバーの本)となった。
先月、マドンナは『SEX』の文化的影響についてインスタグラムで振り返り、「私は自分の性的空想について書き、セクシャリティに関する私の視点を皮肉っぽく共有しました。すると数年間、私が女性として自分をエンパワーしたことを辱めようとする心の狭い人々のインタビューを受ける羽目になりました。私は売春婦、魔女、異端者、悪魔などと呼ばれました」と綴っていた。
「今、カーディ・Bは自分のWAPについて歌うことができる。キム・カーダシアンは裸のケツであらゆる雑誌の表紙を飾ることができるし、マイリー・サイラスはレッキング・ボールのように登場することができる」と彼女は続け、「どういたしまして、ビッチズ」とコメントしていた。
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