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2022/10/29

スティング来日決定、カニエがアディダスと契約解消、テイラーMVが物議:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースはスティングに関する話題から。スティングのジャパン・ツアーが2023年3月に開催されることが決定した。広島を皮切りに、大阪、東京、名古屋を巡る予定で、全5公演が開催される。

 今回の【マイ・ソングス・ジャパン・ツアー2023】は、数々のマスターピースの中から、スティング自身が最も愛着のある曲を厳選して演奏するベスト・ヒット・ツアー【マイ・ソングス】の最新版で、ポリス時代からソロ以降まで、スティングのキャリアを通じた数々の名曲を堪能できる特別なコンサートとなっている。【マイ・ソングス】は2019年のスタート以来、世界中のファンを魅了し続けている。

スティング、2023年3月にジャパン・ツアー開催決定


 現地時間2022年10月25日、米フォーブス誌が一連の反ユダヤ主義的な発言が原因でアディダスとの契約が解消されたカニエ・ウェストが億万長者リストから外れたと報じた。

 現在は削除されているポッドキャスト『Drink Camps』のエピソードで、カニエが「文字通り反ユダヤ的なことを言っても、アディダスは私との契約を切ることはない……私は反ユダヤ主義にもなれるし、アディダスとの契約は続く。さて、どうする?」と主張した後、アディダスは10月初めにカニエとのコラボレーションを“再検討中”と表明していた。

 アディダスとの契約を失ったカニエの資産の残りは、「不動産、現金、彼の音楽カタログ、そして元妻キム・カーダシアンの下着ブランドであるスキムスの株式5%」であると米フォーブス誌は述べている。

カニエ・ウェスト、反ユダヤ主義発言を受けてアディダスとの提携が解消


 2022年10月21日に公開された、テイラー・スウィフトの極めてパーソナルな「アンチ・ヒーロー」のミュージック・ビデオで、彼女が“肥満”とだけ表示される体重計に乗るシーンが物議を醸し、“肥満恐怖症”ではないかと批判された。

 こうした声を受けてか、10月26日時点でApple MusicのMVからこのシーンが削除されたことに目ざといファンが気づいた。この記事の公開時点では、YouTubeのMVにはまだそのシーンが残っている。テイラーは、この変更についてまだ公式にコメントはしていない。

テイラー・スウィフト、「アンチ・ヒーロー」MVへの批判を受けApple Musicから該当シーンがカット


 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、サム・スミス&キム・ペトラスの「アンホーリー」が両者初の首位を獲得した。先月9月22日にリリースされた「アンホーリー」は、10月8日付で3位に初登場した後、翌15日に2位に上昇し、先週同位をキープして今週登場4週目で1位に到達した。

 同曲で通算20曲目のエントリーを果たしたサム・スミスだが、これまでの最高位は2014年の大ヒット曲「ステイ・ウィズ・ミー」が獲得した2位で、首位獲得は意外にも初のタイトルとなる。コラボ相手のキム・ペトラスも、自己最高位にして初の首位を獲得した。

 また、リル・ベイビーの新作『イッツ・オンリー・ミー』から「カリフォルニア・ブリーズ」「フォーエヴァー feat. Fridayy」「リアル・スピル」の3曲がTOP10にランクインしていて、リル・ベイビーはTOP10入りしたタイトル数を通算13曲目に更新した。4位にデビューした「カリフォルニア・ブリーズ」は、ラップ・ソング・チャートで自身初の首位を獲得している。

【米ビルボード・ソング・チャート】サム・スミス&キム・ペトラス首位獲得、リル・ベイビーTOP10に3曲送り込む


 そして、アルバム・チャートではリル・ベイビーの新作『イッツ・オンリー・ミー』が1位に初登場した。『イッツ・オンリー・ミー』は、2020年2月末に発表した前作『マイ・ターン』から約2年7か月ぶり、3枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200ではその『マイ・ターン』、リル・ダークとのコラボレーション・アルバム『ボイス・オブ・ザ・ヒーローズ』(2021年6月)に続く3作目の首位獲得、通算6作目のTOP10入りを果たした。

 3位には、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの新作『リターン・オブ・ザ・ドリーム・カンティーン』がデビュー。本作は、今年の4月16日付で1位に初登場した『アンリミテッド・ラヴ』からわずか半年で発表した13枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200でのTOP10入りは9作目の快挙 。

 7位には、The 1975の新作『外国語での言葉遊び』がデビューして通算4枚目のTOP10入りを果たした。本国UKチャートではデビュー作『The 1975』から5作連続の首位を獲得している。そして、9位には米イリノイ州出身のカントリー・シンガー=ベイリー・ジマーマンのデビューEP『リーヴ・ザ・ライト・オン』が初登場し、初のランクインにしてTOP10入りを果たした。

【米ビルボード・アルバム・チャート】リル・ベイビー3作目の1位、レッチリ/The 1975/ベイリー・ジマーマンがTOP10デビュー


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