2022/10/27
数年間音楽活動から遠ざかっていたリアーナが、2022年10月28日に発売される新曲「Lift Me Up」で正式にカムバックすることが分かった。この楽曲は、マーベルの『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のサウンドトラックからの先行シングルで、テムズ(Tems)、【アカデミー賞】受賞者のルドウィグ・ゴランソン、リアーナ、同シリーズを監督しているライアン・クーグラーによって書かれている。リリースによると、5か国で録音され、ゴランソンがプロデュースした。
リアーナにとって2016年以来となる待望の音楽への復帰曲は、2020年8月に43歳で亡くなった、ブラックパンサーを演じていた故チャドウィック・ボーズマンへのトリビュートとして書かれた。この曲は、Roc Nation/Def Jam Recordings/Hollywood Recordsと提携し、リアーナのレーベルであるWestbury Roadからリリースされる。10月26日に彼女のインスタグラムには、ストリングスの上にハミングが乗った同曲の短いプレビューが投稿されていた。
テムズは声明で、「(監督の)ライアンと話し、映画と楽曲に対する彼の方向性を聞いたあとに、自分の人生で失った全ての人々からの暖かい抱擁を描くものを書きたいと思いました。今、彼らに向かって歌い、どれだけ会いたいかを表現できたら、どんな感じだろうと想像してみました」と説明し、「リアーナからはずっと刺激を受けてきましたので、彼女がこの曲を伝えてくれるのを聴くのはとても光栄なことです」と述べている。
リアーナが『ワカンダ・フォーエバー』のサウンドトラックに参加するという噂は、数週間前から流れていた。米ニューヨークの電光掲示板では暗号のようなプロモーションで彼女のプロジェクト参加がほのめかされ、今週公開された映画のティーザー投稿は、タイトルがリセットされ“10.28.22”の日付の上に“FOREVER”の“R”だけが浮かび上がる。
リアーナは、6年前にリリースした『アンチ』以来アルバムをリリースしていない。同作は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で2週にわたり1位を記録した。リアーナのソロ作が同ソング・チャート“Hot 100”でTOP10入りしたのは、2017年3月に5位を記録した「ラヴ・オン・ザ・ブレイン」が最後だ。フィーチャー・アーティストとしてのTOP10入りは、ブライソン・ティラーと参加したDJキャレドの「ワイルド・ソーツ」が最後で、2017年7月に2位を記録した(自身31回目)。最も近い“Hot 100”入りは2020年4月で、パーティネクストドアとのコラボ曲「ビリーブ・イット」で23位を獲得している。
その後何度か次のアルバムを予告していたものの、新米ママでもあるリアーナはほとんど自身のブランドFenty Beautyに注力していることから、『アンチ』以降に新しいソロ音楽は発表していなかった。同様にライブ・パフォーマンスも長く休んでいたものの、2023年2月12日に【第57回NFLスーパーボウル】のハーフタイム・ショーのステージに立つことが決定している。
世界的に大ヒットを記録した2018年の『ブラックパンサー』の続編は、アンジェラ・バセットがラモンダ女王、レティーシャ・ライトがシュリ、ウィンストン・デュークがムバク、ダナイ・グリラがオコエを演じ、ティ・チャラ王(ボーズマン)の死をきっかけに干渉を始める勢力から国を守るために闘うという内容だ。マーティン・フリーマン、ルピタ・ニョンゴ、テノッチ・ウエルタも出演する本作は11月11日に劇場公開される。
クーグラー、ゴランソン、アーチー・デイヴィス、デイヴ・ジョーダンがプロデュースした『ワカンダ・フォーエバー』のサウンドトラックは11月4日にリリースされ、ゴランソンによるスコアのアルバムも11月11日に発売される。
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