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2022/10/21 13:30

エド・シーラン、『007』のテーマ曲を依頼され書き始めていたことを明かす

 エド・シーランが、2019年にジェームズ・ボンド映画の主題歌を依頼されていた経緯について明かした。ダニエル・クレイグ主演の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のテーマ・ソングは、その後ビリー・アイリッシュが担当し、【アカデミー賞】、【グラミー賞】、【ゴールデン・グローブ賞】などを受賞したが、エドは楽曲をすでに書き始めていたという。

 2022年10月19日に公開された『That Peter Crouch Podcast』で彼は、「(007映画のテーマ曲を)をやれるまであとほんの“ブヨのアソコ”くらいまでだったのに、監督が変わり、台本も変わってそれっきりになってしまったんです。ミーティングも全部終わっていて、(楽曲を)書き始めていました」と、独特の表現で振り返り、英国のアーティストにとって007映画のテーマを書くのはキャリアにおける“バケット・リスト”(死ぬまでにやっておきたいこと)案件だと述べた。

 彼は、「(自分が担当)できなかったことがつらくなかったふりなんてしませんよ。でも、もし(映画の製作者たちが)がまた来たら、“はいはい、もちろんやります!”って言うでしょうね」と語っている。(007映画のテーマについてはポッドキャストの31分29秒あたりから話している。)

 2019年に、エドのマネージャーであるスチュアート・キャンプが、エドと共に2017年にアイルランドのダブリンで007シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリと会い、テーマ曲の可能性について議論していたことを明かしていた。製作者側は“興味を持っていた”と彼は述べており、エドはこれまで007映画のテーマを手がけてきたシャーリー・バッシー、トム・ジョーンズ、ポール・マッカートニー、ルル、デュラン・デュラン、アデル、サム・スミスなどの英国/スコットランド/ウェールズ出身アーティストたちの仲間入りをしていたかもしれなかった。

 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の監督はもともとダニー・ボイルが務めることになっていたが、創造性の相違から降板し、代わりにキャリー・ジョージ・フクナガ監督が就任したあとにビリーがテーマ・ソングに抜擢された。ボイル監督は、リチャード・カーティス脚本による2019年のビートルズ・ファンタジー映画『イエスタデイ』でエドと仕事をしたことがある。

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