2022/10/05
カントリー・ミュージックの伝説的存在だったロレッタ・リンが、2022年10月4日に90歳で死去した。長く愛され続けたボーカリストの死を多くのスターがSNSで悼んだが、過去に彼女とコラボしたジャック・ホワイトもその一人だった。
リンの2004年のアルバム『Van Lear Rose』に、プロデューサー兼コラボレーターとして関わった彼は、自身のインスタグラムに動画を投稿し、「今日はなんと悲しい日だろう。偉大な人物の一人、ロレッタ・リンを失った。彼女について初めて聞かれた時、どう思うかと……彼女は20世紀で最も偉大な女性シンガー・ソングライターだと思うと何年も前に言った。今でもそう信じている。ロレッタは、この業界で成功するためには偉大であるか、人と違うか、一番であるかのいずれかでなければならないとよく言っていて、自分はただ人と違うから成功したのだと思っていたけど、彼女はその3つ全てだったと僕は思うし、それを裏付ける証拠もたくさんある」と語った。
そして、「このアルバム“Van Lear Rose”で一緒に仕事をして、彼女から多くのことを学ばせてもらったし、彼女があまりにも素晴らしいものだから、ちょっと休んで外に出なければならないこともあった。自分が目撃し聞いていることが信じられないほどだったから。彼女はそのことに気づいていないような気がした。でも彼女は天才で、優秀で、僕たちは彼女がいてくれて幸運だった。彼女の立身出世物語や、美しい天性の声という例からも学ぶことができると思う」と続けた。
彼は最後に、リンが自分にとって“母のような存在”であり、“とても良い友人”であったと述べ、「彼女にすごいことをいくつか教えてもらったけれど、一生誰にも言わない。ロレッタ、安らかに眠ってください。神のご加護を」と締めくくった。
遺族の声明によると、リンは米テネシー州ハリケーン・ミルズの自宅で眠るように息を引き取ったという。遺族は、「私たちの大切なお母さん、ロレッタ・リンは、今朝10月4日、ハリケーン・ミルズの愛する牧場の自宅で眠っている間に安らかに息を引き取りました」と声明で述べ、近日中に公的な追悼行事に関する発表をすると付け加えた。
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