2022/09/28 19:00
2020年4月、コロナ禍という特殊な状況のさなかに韓国でデビューした9人組ボーイズグループ CRAVITY(クレビティ)。デビューミニアルバム『CRAVITY SEASON1 [HIDEOUT:REMEMBER WHO WE ARE]』の売上は2020年デビューグループの中の最多アルバム販売量を記録し、年末の音楽授賞式では新人賞を多数受賞した。デビューから大きな注目を集めていたが、デビューショーケースもファンサイン会もオンライン、音楽番組も無観客と、ずっとファンと直接対面することができずに活動を続けてきた。
デビューから1年半が経った2021年11月に、ようやく有観客の【CRAVITY 2ND FANMEETING [CRAVITY COLLECTION:C-DELIVERY]】を開催し、2022年4月には初の単独コンサート【CRAVITY THE 1st CONCERT [CENTER OF GRAVITY]】も開催。日本では海外からの渡航ができるようになった6月に公式ファンクラブが設立され、Zepp Osaka Baysideでの【CRAVITY THE 1ST FAN-CON “CENTER OF GRAVITY” IN OSAKA】で初来日を果たした。デビューから2年経ち、待ちに待った日本活動をスタートさせたCRAVITYに、これからの抱負をきいた。
――CRAVITYとは、どういうグループでしょう?
セリム:与えられたすべてのコンセプトを、完璧に消化することができるグループです。そのために必要なのは、チームワーク。9人が力を合わせて頑張ることができるグループです。
アレン:音楽以外だと、おもしろい子たちが集まっているグループだといえます。9人もメンバーがいるとメンバー同士の組み合わせで、さまざまなハーモニーやケミストリーが生まれるんですよ。ファンの皆さんにさまざまな姿を見せることができるのが、CRAVITYの魅力だと思います。
ウォンジン:例えばアレンくんとウビンくん。このふたりは、笑いを取るのが得意です。
ミニ:そうですね。言葉で笑わせるというより、身体を使って笑わせるタイプです(笑)。
――CRAVITYの音楽的な魅力を教えてください。
テヨン:僕たちの音楽って、ステージと一緒に見たときに、効力が大きくなるというか……もっとはまり込むことができるし、楽しんでいただけるんじゃないかな?
ウォンジン:普段からテンションが高い僕たちですが、そんなところも音楽に活かされている気がします。
――ラップ担当のセリムさんとアレンさんは作詞をされますが、どういう風に制作に参加してるのでしょうか?
アレン:ラップ詞は、曲の感じや歌メロの歌詞の内容に合うように、そして自分たちに合う表現や発音を考えながら書いています。
セリム:うん、僕とアレンが持ってるラップのスタイルを考慮しながらね。そうやってふたりのラップスタイルが作り上げられているんです。
アレン:はい。でも、自分たちの思っていることを自分たちの曲の中に入れる機会があるのは、うれしいですよね。そしてそれをファンの皆さんに聴いてもらえるということに、一番の意味があると思っています。歌詞に関しては、ファンの皆さんからインスピレーションをもらうこともあるんです。これからも皆さんから刺激をもらって、素敵な曲を作っていきたいと思っています。
――今回は、6月の大阪に続き、合同ライブイベント【THE STAR NEXTAGE】での2度目の来日。K-POPガールズグループのIVE、そして日本のボーイズグループのBE:FIRST、超特急、7ORDERと共演をされました(取材時はIVE、BE:FIRST、超特急とのみ共演)。初めての日本のグループとの共演はいかがでしたか?
ウォンジン:日本でとても人気があるアーティストということで、曲のコンセプトやスタイルが気になっていました。BE:FIRSTさんも超特急さんも僕が好きなタイプで、とても楽しくライブを見させていただきました。
――BE:FIRSTはどんな印象でしたか?
ウォンジン:エネルギッシュで、本当にカッコよかったです。
ヒョンジュン:僕たちは今まで韓国のアイドルしか見たことがなかったので、すごく不思議な感覚でした。BE:FIRSTさんはデビューしてまだ間もないと聞いたのですが、デビューしたての独特のエネルギーみたいなものを感じることができました。
――超特急は逆にデビュー10年のベテランです。
ウビン:超特急さんはやはり、熟練した経験でステージをリードされていましたよね。そこがとても素敵でした。
アレン:ライブ後のインタビューで、僕たちのことを「かわいい」とおっしゃってくれたんです! 嬉しかったな~(笑)。
――コロナ禍で楽屋の行き来も制限されていたと思いますが、交流は持てたのですか?
ソンミン:超特急さんとは、神戸公演のときにご挨拶することができました。
ミニ:すごく優しかったです。
アレン:そのときも、ライブに負けないくらいテンションが高かったです(笑)。
――【THE STAR NEXTAGE】の横浜公演のトークコーナーで、ウォンジンさんがSEKAI NO OWARIの「Habit」を披露してくださいましたが、日本のアーティストの曲を聴いている人はいますか?
ジョンモ:僕はOfficial髭男dismさんの「Pretender」がすごく好きです。アニメ『SPY×FAMILY』も見ているので、(主題歌の)「ミックスナッツ」も聴いています。
ミニ:僕はYouTubeで日本の有名なラッパーの曲を見たのですが……Creepy Nutsさんかな? カッコよかったです。
ウビン:僕は昨日、東京ジョイポリスに行ったのですが、9bicさんのミュージック・ビデオがずっと流れていて、気になって検索してみました(笑)。
テヨン:僕はHAYATO(ONE N' ONLY)さんのラジオでインタビューしていただいたので、ONE N' ONLYさんの曲を探して聴いています。
セリム:ソロ歌手のNOAさんの曲を聴きました。歌が良くて、記憶に残っています。
ウォンジン:僕は最近、あいみょんさんが好きで、よく聴いています。
――さまざまなジャンルの曲を聴いているんですね。いよいよ海外に出られるようになり、皆さんは日本だけでなく、米ロサンゼルスや英ロンドンにも行かれました。世界的なK-POPブームの中で、世界で愛されるためには何が必要だと思いますか?
ウォンジン:僕たちの得意とするコンセプトを完璧に表現できる能力……パフォーマンス力が必要だと思います。
アレン:そうだね。それに加えて、僕は心も重要だと考えています。世界的な関心や愛情をいただくためには、各国の言語を全部習ってコミュニケーションするなんて不可能じゃないですか。だから僕たちの音楽やステージの上での姿を通して、僕たちの気持ち……真心を伝えられてこそ、世界の皆さんから愛されるんじゃないでしょうか。
――素敵な考えですね。CRAVITYの日本活動がいよいよ始まりました。これからの日本活動での目標を教えてください。
ソンミン:大きな夢は、ドームツアーをすること!
ウォンジン:僕は小さい目標なんですけれど……歌詞が日本語の日本オリジナル曲がほしいです。
ジョンモ:うん、それで日本の音楽番組に出演したいです!
Interviewed by 坂本ゆかり
◎リリース情報
『NEW WAVE』(韓国盤)
2022/9/27 RELEASE
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