2022/09/18 19:00
2022年9月14日公開(集計期間:2022年9月5日~9月11日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、ONE OK ROCKの『Luxury Disease』が69,820枚を売り上げて首位を獲得した。
9月9日にリリースされた『Luxury Disease』は、ONE OK ROCKの約3年半ぶりとなる10thアルバム。映画『るろうに剣心 最終章 The Final』の主題歌「Renegades」や、Official髭男dismの藤原聡を客演に迎えた「Gravity feat.藤原聡 (Official髭男dism)」など、全15曲が収録されている。同作は当週69,820枚を売り上げて、2位と4万枚以上の差をつけて首位に立った。
本記事では『Luxury Disease』の販売動向を調査する。図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/116817/2)は、『Luxury Disease』と、2019年2月にリリースされた前作『Eye of the Storm』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また一般的なアルバムと比較するため、2022年に販売されたアルバムの地域別販売比率を全アルバムとしてグラフに追加している。
『Luxury Disease』は全アルバムと比べ、関東・近畿など大都市圏以外の地域での支持の厚さがうかがえる。特に九州は全アルバムに比べて+3.3%、甲信越は+3.0%と3%を超える差異になっている。ただこの傾向は前作『Eye of the Storm』もほぼ同じで、コロナ禍でライブ活動を控えていたなかでも、各地域で安定した人気をキープしていたことが推測できる。
ちなみに、ONE OK ROCKは今夏【ROCK IN JAPAN FESTIVAL】(千葉)、【SUMMER SONIC】(千葉・大阪)、【1CHANCE FESTIVAL】(熊本)の3つの音楽フェスに出演していたが、『Luxury Disease』の県別販売比率のトップ10を『Eye of the Storm』と比べてみると、今年のフェス出演が今作の実店舗でのフィジカルセールスに影響した様子はあまり見られなかった。もともとダウンロードやストリーミングでのセールスが顕著なバンドのため、フェス出演の影響はデジタル領域で現れたのではないだろうか。
◎『Luxury Disease』県別販売比率トップ10
(カッコ内は『Eye of the Storm』の発売初週の県別販売比率)
1位 東京 7.9%(8.1%)
2位 愛知 6.9%(6.8%)
3位 大阪 5.3%(5.5%)
4位 北海道 5.1%(5.2%)
5位 兵庫 4.3%(3.1%)
6位 神奈川 4.2%(4.0%)
7位 福岡 4.1%(5.3%)
8位 埼玉 4.1%(4.3%)
9位 千葉 3.4%(3.6%)
10位 新潟 3.2%(2.5%)
なおONE OK ROCKは、明日19日(現地時間)より3年ぶりの北米ツアーを開催する。ライブはアメリカとカナダの計23会場で行われる予定だ。
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