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2022/09/13 17:00

ミーガン・ザ・スタリオン、ヒラリー&チェルシー・クリントンの番組でヘイトや差別について語る

 元米ファースト・レディー/国務長官であるヒラリー・クリントンと娘のチェルシーのAppleTV+シリーズ『Gutsy』のエピソード2が配信され、ゲスト出演したミーガン・ザ・スタリオンがカーディ・Bとのどぎついコラボ曲『WAP』などについて語った。このシリーズでは、さまざまな分野で活躍する女性たちが、それぞれの人生における挑戦と勝利についてプロデューサー兼聞き手を務めているヒラリーとチェルシーに語っている。

 “Gutsy Women Refuse Hate”(ガッツのある女性はヘイトを拒絶する)と題された最新エピソードでは、仕事や私生活において直面した批判や女性差別について三人が語っている。ヒラリーは、「自分が何者であるかを誰にも決めさせないでください」と視聴者に念を押してからミーガンを紹介している。この意外にも見える組み合わせの三人でセルフィー写真を撮影しながら、ミーガンは受けてきた膨大な量のヘイトに屈していないとチェルシーが指摘した。

 「彼女はそれを創造性を高めるために使っています」とチェルシーは言い、ヒラリーは米ヒューストン出身のMCを“堂々としている”と表現している。皆で風景画に挑戦しながらプールサイドでくつろぎつつ、ヒラリーは娘がずっとヒップホップのファンで、ミーガンを初めて知ったのはカーディ・Bとのコラボ曲「WAP」が大ヒットしたときだったと明かしている。

 この楽曲についてミーガンは、「ずっとカーディと曲を一緒にやってみたかったんです。送られてきてすぐ、次の日には送り返したような気がします」と述べ、男性は歌の中で自分のセクシュアリティについていつも堂々と話していると指摘しながら、「(聴き手と)セックスしてやるよみたいに言うじゃないですか。ですから“私だってできるよ、女性がやったらかっこいいじゃん!”って思ったんですよ」と説明した。

 チェルシーは「女性たちがこれほど獰猛になるのを見るのは素晴らしい」と同意し、ミーガンは、ヒラリーが先に指摘したように、堂々と自分らしさを貫くことが彼女の人生の使命だと述べた。彼女の露骨な音楽、特に政治家をおちょくった「Thot Shit」のミュージック・ビデオに対する保守層からの猛烈な反発に驚いたかと聞かれたミーガンは、「今の時代、観たり聴いたりするものの選択肢がたくさんある中で、最初に批判したり話したりしたいのは自分が好きではないものだということに驚きましたね」と答えている。

 ミーガンのMVと歌詞をバッシングし、彼女に感心しないとわざわざネットに書き込む人々は、随分と好きではないと主張する音楽について詳しく見えるとミーガンが指摘すると、元ファースト・レディーは深く頷いて同意した。ヒラリーは、「最悪だって思っている割には歌詞を全部暗記しているよね、という」と述べると、ミーガンは、自身のアンチは実は彼女のことを“密かに気に入って”いて、おそらく彼女の動画再生数の大部分を占めているのではと推測している。

 自分自身に関する最もおかしな噂について聞かれたミーガンが、今年テキサス・サザン大学を卒業した彼女が実は医療経営学の学位を取得していなかったのではと示唆するコメントを挙げると、チェルシーは頭を振りながら、「人って話をでっち上げますよね!」と同意した。ミーガンはまた、ネット上で批判が積み重なるのを見て、時には限界に達してしまうこともあると述べている。

 「女性を攻撃する多くの人を見てまず思うのは、彼らが“それに便乗しよう”と思っているということです。“自分もこれを聞いたし、あれも知っている”ってね。そして、“このことで彼女が今どんな思いでいるかについては無視、彼女が衰弱していくのを見てやろう!”となる。あんたたちに最悪な目にあわされた私がようやく反応し始めると、今度は私をクレイジー呼ばわりする。精神的に崩壊しているって」と彼女は話している。

 これは全部同じプレーブックの一部なのだとチェルシーは言う。「力強い女性であるには、それは避けられないと学ばなければなりませんでした」とミーガンは述べ、「あんたが向かってくるなら、私も向かっていく。でも私を打ち負かすことはできないから」と締めくくっている。

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