2022/09/15
名曲「Back In The U.S.S.R.」制作にあたり大きな助言をしたとされるビーチ・ボーイズのマイク・ラヴは、1968年、ザ・ビートルズがインドを訪れていた際に一緒に同地におり、作曲者ポール・マッカートニーの隣部屋に滞在していたという。
上記が明らかになったドキュメンタリー映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』より、今回、ガンジス川のほとりで新曲創作に励むポール・マッカートニーの姿をとらえた場面写真がBillboard JAPAN独占で解禁された。
映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は、ザ・ビートルズの名盤『ザ・ビートルズ』(通称“ホワイト・アルバム”)を生んだインド滞在期の彼らと奇跡の8日間を過ごしたポール・サルツマン監督によるドキュメンタリー作品。
1968年、ザ・ビートルズはガンジス川のほとりにいた。自分たちは何者で、どこに向かえば良いのか。“人生の豊かさとは何か”を求めるジョージの発案で、4人は超越瞑想運動の創始者マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーと出会い、インド北部のリシケシュにある、ガンジス川を臨む丘の上のアシュラム(僧院)に招待される。この時、心の声の導きで同地を訪れていた青年が、現在は映像制作者として活躍するサルツマン監督だ。
インドのリシケシュには、ザ・ビートルズの他に、スコットランドのシンガーであるドノヴァンや女優のミア・ファロー、そしてビーチ・ボーイズのヴォーカリスト、マイク・ラヴもいた。
ホワイト・アルバムのオープニングを飾る「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」は、インド滞在中にポールが作った曲で、歌詞の制作にあたりマイク・ラヴの助言があったとされている。実はマハリシのアシュラムでポールの隣の部屋に滞在していたのがマイク・ラヴで、本映画では2人が泊まっていたバンガローも案内している。
また、劇中には、ビートルズ研究の第一人者であるマーク・ルイソンがジョン・レノン・ミュージアムのカタログを取り出し、インドで作った曲の歌詞などが綴られたジョン・レノンの“リシケシュ・ノート”の中身を紹介する場面も。そのノートには「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」のタイトルもあったことが明かされている。
なお、今回解禁された場面写真は、モノクロで撮影されたポール・マッカートニーをとらえたもの。真面目な表情で何かを見つめるアップの写真、ガンジス川を見渡せるアシュラムでアコースティックギターを弾いている姿、そしてカメラ目線で正面を向いている3点だ。
インド滞在期のザ・ビートルズの名曲秘話が満載されているドキュメンタリー映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は、9月23日から全国順次公開。
◎作品情報
映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』
配給:ミモザフィルムズ
9/23(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
監督・脚本・製作:ポール・サルツマン
ナレーション:モーガン・フリーマン
製作総指揮:デヴィッド・リンチ
(c) B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
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