2022/09/06
2023年の【ブリット・アワード】が、現地時間2月11日に英ロンドンのO2アリーナで開催されることが決定した。2月5日に米LAのCrypto.comアリーナから生放送される来年の【グラミー賞】の6日後にあたる。
【ブリット・アワード】が、O2アリーナから生中継されるのは13年目で、英ITVとITVXで独占放送されるのは30年目となる。授賞式が土曜日に開催されるのは今回が初だ。
ハリー・スタイルズは、来年の【ブリット・アワード】と【グラミー賞】の両方でノミネートされることが確実視されている。彼の最新作『ハリーズ・ハウス』は、2022年に発売されたどのアルバムよりも長い、通算6週にわたり英アルバム・チャート首位を獲得した。また、大ヒット曲「アズ・イット・ワズ」は、英シングル・チャートで10週連続首位をマークし、同じく2022年の首位最長記録を打ち立てている。
そのためハリーは、<シングル・オブ・ザ・イヤー>と<アルバム・オブ・ザ・イヤー>の両部門の最有力候補となっている。今年は、アデルがアルバム『30』とシングル 「イージー・オン・ミー」で両部門を受賞した。もし、ハリーがW受賞すれば、男性ソロ・アーティストとして初の快挙となる。この偉業は、これまでに3組のグループ(1989年のフェアグラウンド・アトラクション、1995年のブラー、2006年のコールドプレイ)と1名の女性ソロ・アーティスト(アデルが2016年と2022年の2度)が達成している。
ハリーは、2年前に官能的な「ウォーターメロン・シュガー」で<シングル・オブ・ザ・イヤー>を獲得している。このため、来年2月に同部門で再び受賞すれば、2007年と2008年にテイク・ザットが「ペイシェンス」と「シャイン」で2年連続で受賞して以来となる、3年以内に<シングル・オブ・ザ・イヤー>を2度受賞したアーティストとなる。
ワン・ダイレクションのメンバーとして、2012年にヒット曲「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」で初めて<シングル・オブ・ザ・イヤー>を受賞したハリーは、2018年に「サイン・オブ・ザ・タイムズ」でソロとして初の【ブリット・アワード】(<ブリティッシュ・ビデオ・オブ・ザ・イヤー>)を獲得していた。
開催日の発表と同時に、2023年の【ブリット・アワード】委員会の会長に、アトランティック・レコード(ワーナーミュージックUK傘下)のマネージング・ディレクター兼プロモーション担当社長のダミアン・クリスチャンが就任することも発表された。
この新しい日程について、ダミアンは声明で「英国の音楽業界にとって【ブリット・アワード】は、1年間で最大の夜であり、素晴らしく多様な英国の才能をできるだけ多くの人に紹介したいと考えています。授賞式を土曜日に開催することで、この象徴的なセレモニーに新たな息を吹き込むとともに、より熱心な新しい視聴者を取り込むことができます」と述べた。
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