2022/08/26
ロッド・スチュワートが、エルトン・ジョンの象徴的なファッションとピアノの弾き方をSNSでいじった。
2022年8月24日にインスタグラムに投稿されたショート・ムービーでは、最近のライブで撮影された、キラキラした丸い枠のサングラスをかけてカラフルなジャケットを着ているロッドが、ピアノを弾いているエルトンの真似を大袈裟にしている。この動画には、「まだ愛してるよ、エルトン。ロッドxxx(キスx3)」とキャプションが添えられている。
エルトンはこの投稿にまだ反応していないようだが、この二人の友情、あるいは友好的なライバル関係は、かれこれ半世紀以上続いている。1970年代後半にロッドが【Blondes 'ave More Fun】(金髪の方が楽しい)ツアーを開始した際、エルトンが「But Brunettes make more money」(でも茶髪の方が稼ぐ)と書かれた自身の顔の看板を道の反対側に複数設置する費用を負担したことは有名な話だ。また、その数年後にエルトンがロッドの音楽を宣伝する飛行船を文字通り撃墜させたり、その1年後にエルトンのコンサートのバナーが設置後すぐに切り裂かれたことをロッドから知らされる、などといった仕返しの応酬をエルトンが2019年の自伝『Me』で振り返っている。
近年では、ロッドが米番組『Watch What Happens Live』に出演した際、エルトンの長く続く引退ツアー【フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード】について、「不誠実」であり「とてもロックンロールとは言えない」と公に発言した。この当てこすりについてエルトンは、「過去10年のほとんどをグレイト・アメリカン・ソングブック(米定番曲の総称)と“ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス”を歌いながら過ごしてきた人物から、ロックンロールの野蛮な精神について講義を受ける必要があるとはとても思えなかった」と、既出の自伝に綴っている。
友好的な確執はさておき、エルトンは「可愛いダンサー」をブリトニー・スピアーズとリメイクしたデュエット曲「ホールド・ミー・クローサー」のリリースをしたばかりだ。また、ロッドは今年開催された英エリザベス二世の即位70周年を祝う【Queen’s Platinum Jubilee Concert】でニール・ダイアモンドの「スイート・キャロライン」をカバーし、ウィリアム王子とジョージ王子を喜ばせた。
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