2022/08/22
映画『ファミリア』が2023年1月6日から新宿ピカデリーほか全国で公開される。
主人公は山里に暮らす陶器職人の神谷誠治。アルジェリアに仕事で赴任している息子・学が婚約者ナディアを連れて一時帰国し、結婚を機に会社を辞め、焼き物を継ぐと宣言したことから物語が展開する。監督は『ソロモンの偽証』『いのちの停車場』の成島出。
息子の幸せを願う不器用な陶器職人・神谷誠治役を役所広司、一流企業のプラントエンジニアとして赴任したアルジェリアで出会った女性と共に新しく家族をつくろうとする誠治の息子・学役を吉沢亮、焼き物の仕事に興味を持ち、次第に誠治と心を通わせる在日ブラジル人青年マルコス役をサガエルカス、マルコスの恋人エリカ役をワケドファジレ、在日ブラジル人を執拗に追いかける半グレのリーダー榎本海斗役をMIYAVI、地元のヤクザ青木役を松重豊、誠治が唯一心を許すことのできる友人の刑事・駒田隆役を佐藤浩市が演じた。
◎役所広司 コメント
絶望に陥った者同士が偶然出会った時、生きてゆく希望を見つけるには何が必要なのか?
あるテロ事件をヒントに作り上げたこの物語で、成島監督が静と動を織り交ぜ問いかける人間ドラマです。
オーディションで出演が決まった演技経験のない若い俳優たちがとてもフレッシュで魅力的です。
◎吉沢亮 コメント
タイトル通り、孤独や絶望を抱えた人たちが必死にもがきながら、「家族」の形を探す物語です。
国際色豊かなキャストの皆さんの、とてもフィクションとは思えない、生々しくもキラキラしたお芝居が本当に素晴らしいです。
成島監督の演出の下、役所さんと親子役を演じ、貴重な時間を過ごさせて頂きました。
是非ご覧下さい。
◎成島出監督 コメント
プロット、シナリオともに、脚本家のいながきさんの身近にあるリアリズムで書かれた物語であることに惹かれました。愛知に暮らす陶器職人、在日ブラジル人、半グレ、そして北アフリカのテロ、全てがいながきさんの周りに実際に存在していて、私も『そこ』に行ってみたいと思いました。
役所さんとは、1994年、『大阪極道戦争しのいだれ』で脚本家デビュー、2003年『油断大敵』で監督デビュー、2011年『聯合艦隊司令長官山本五十六』と私の映画人生の大きな節目でご一緒させていただきました。常に進歩し続ける役所さんは私の大切な兄貴であり師匠です。もし役所さんとの出会いが無かったら私の監督人生はどうだったか。改めて考えるとゾッとします。
世界中で悲しい分断が起き続けている現在、自分にとって大切な人と共に生きられるということがどれだけ幸せで、奇跡なのか。この映画を観て感じていただけたら、と願っています。
◎映画情報
『ファミリア』
2023年1月6日(金)から新宿ピカデリーほか全国で公開
監督:成島出
出演:
役所広司
吉沢亮
サガエルカス
ワケドファジレ
中原丈雄
室井滋
アリまらい果
シマダアラン
スミダグスタボ
松重豊
MIYAVI
佐藤浩市
配給:キノフィルムズ
(C)2022「ファミリア」製作委員会
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像