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2013/04/12 11:00

ブルーノ・マーズ 「君がいたあの頃に」がついにマックルモア&ライアン・ルイスから全米首位を略奪

 累計6週のナンバーワンを死守したマックルモア&ライアン・ルイスの「スリフト・ショップ」と入れ替わり、ブルーノ・マーズの「君がいたあの頃に」がついに首位略奪を果たした4月20日付HOT100チャート。

 「君がいたあの頃に」は自身5曲目のNo.1ソングで、デビュー作『ドゥー・ワップス&フーリガンズ 』からは「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー」、「グレネード」が、そして本作『アンオーソドックスジュークボックス』からも「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」に続く2曲連続の首位獲得に至ったブルーノ・マーズ(もう1曲はビー・オー・ビーと組んだ「ナッシン・オン・ユー)。男性ソロ名義での首位獲得数では、歴代5位(各位同率首位者あり)という記録をわずか3年余りで打ち出したということも凄まじい。

 2位に後退したマックルモア&ライアン・ルイスだが、勢い衰えないままリリースされた2ndシングル「キャント・ホールド・アス」が、先週の15位から7位に上昇し、2曲目のトップ10ヒットとなった。同アーティストがトップ10圏内に同時ランクインするのは、ブルーノ・マーズ「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」と「君がいたあの頃に」(本年3/23付)以来。一旦、ブルーノ・マーズに首位を譲ったものの、次のナンバーワンには再びマックルモア&ライアン・ルイスが…という展開も十分期待できる。

 マックルモア&ライアン・ルイスに続き、次回の首位候補としてポイントを伸ばしているのが、登場8週目にして3位まで急上昇したP!NKとファンのネイト・ルイスによるデュエット「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」。P!NKにとっては5曲目のトップ3ヒット(内ナンバーワンが3曲)で、自身4曲目の首位に輝くことも期待されている。また、今週ポイントを伸ばして4位に再浮上したリアーナの「ステイ」も、「君がいたあの頃に」の大ヒットによる“弾き語りブーム”の流れに乗って自身13曲目のナンバーワンを獲得する可能性も高い。実現すれば、マイケル・ジャクソンの13曲に並ぶ、歴代4位の記録となる。

 今週、マックルモア&ライアン・ルイスの2ndシングルとともにトップ10入りを果たしたのが、8位にリ・エントリー・デビューしたフロリダ・ジョージア・ラインの「クルーズ」。アカデミー・カントリー・ミュージック・アワードで見事2冠に輝き、注目を集めたカントリーロック・デュオ。アワード効果とこの曲のヒットから、この曲が収録されたデビュー・アルバム『ヒアズ・トゥ・ザ・グッド・タイムズ』(最高位7位)も、先週の21位から13位にジャンプアップしている。

 トップ10以下からは、スウェーデンの女性シンセ・ポップ・デュオのアイコナ・ポップが、先週の24位から17位へ、トップ20位入りを果たした。この「アイ・ラヴ・イット」は、レディー・ガガのデビュー当時を彷彿させるようなサウンドで、未だデジタル・ポップ人気が衰えていないことを物語っている。初登場一番人気は、52位のクリス・ブラウン「ファイン・チャイナ」。4月1日より公開となったニューシングルで、こちらは一転、非デジタル・サウンドにオーソドックスなR&Bベースを用いたクールなナンバーで、今後、夏に向けてヒットが予想される。

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