2022/07/12
【かわさきジャズ2022】の記者発表会が7月11日に開催され、本フェスの詳細が発表された。
2022年に8回目を迎える【かわさきジャズ】は、川崎の特徴である「多様性」と「コラボレーション」を活かし、川崎らしさを追求する音楽フェスティバルだ。「ジャズは橋を架ける」を合言葉に、市内のホール公演とともに、市民が活躍するフリーライブなどの地域イベントが開催される。昨年度は約42,000人が来場し、大盛況のうちに幕を閉じた。
今回、音楽ライブは外山喜雄とデキシーセインツやオルケスタ・デ・ラ・ルスが出演する【しんゆりJAZZストリーム】からスタート。そして昨年度の【KW50 渡辺香津美「KYLYNが来る」】にゲスト出演した大西順子による公演や、音楽家/文筆家/大学講師として活躍する菊地成孔とオルケスタ・ぺぺ・トルメント・アスカラールによる公演が決定した。また、地元ジャズプレイヤーや社会人プレイヤーによる【川崎ジャズプレイヤーズフェスタ(KJPF)】は、産業振興会館での有観客ライブと配信のハイブリッド形式で開催される予定だ。
そして、本年度は「国際交流に架ける橋」という新しいテーマを掲げ、3つの国との様々な交流が予定されている。川崎市フランチャイズオーケストラの東京交響楽団の呼びかけにより実施される音楽ワークショップでは、障害のある人の音楽アクセス向上に取り組む英国のアート団体ドレイク・ミュージックの協力を得て、クラシックとジャズのミュージシャン、そして一般参加者と一緒に音楽を作っていく。そして、米ミシガン州・デトロイトで開催される世界最大級のジャズフェスティバル【デトロイト・ジャズ・フェスティバル】のミュージシャンと川崎市内2つの音楽大学は交流事業を実施。昭和音楽大学で誰でも観覧することができる公開講座が行われる。
その他、本フェス初となる美術館でのライブが川崎市岡本太郎美術館で開催されること、川崎市の7区をつなぐフリーライブ【かわジャズLIVE! Rainbow】の参加者募集が8月1日よりスタートすることなども発表された。
ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた記者発表会には、福田紀彦(川崎市長)、桐原美砂(東京交響楽団事務局)、千葉香織(ジャズピアニスト/かわさきジャズBRIDGEアーティスト)、清徳宜雄(川崎ジャズプレイヤーズフェスタ実行委員長)、草壁悟朗(かわさきジャズ実行委員長)、山本浩(ミューザ川崎シンフォニーホール事業部長)らが登壇。昨年度に引き続き、コロナ禍での開催について草壁悟朗は「新しい日常になってしまった今だからこそ、生の音、空気の振動を楽しんで頂きたい。そして、コロナ禍で失った日常を取り戻すきっかけになってくれれば嬉しい」と思いを語った。
また、記者発表会の終盤には千葉香織と清徳宜雄、ジャズバンドによるライブ演奏も披露された。タップダンスエンタテイメント集団TAP DO!でも活躍する千葉香織は、本フェスを盛り上げる「顔」となる「BRIDGEアーティスト」にも選ばれ、本年度のメインテーマの制作も担当している。
本フェスは、9月16日から11月23日の約2か月にわたって開催。今回発表された有料公演のチケット一般発売は、7月21日より行われる予定だ。
Photo by Taku Watanabe
◎【かわさきジャズ2022】概要
会期:2022年9月16日(金)~11月23日(水・祝)
ホール公演会場:ミューザ川崎シンフォニーホール、カルッツかわさき、ラゾーナ川崎プラザソル、新百合トゥエンティワンホール、昭和音楽大学ユリホール、川崎市アートセンター、産業振興会館(予定)
主催:かわさきジャズ実行委員会、川崎市
チケット一般販売:7月21日(木)10:00~
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