2013/04/09 16:21
ヒット祈願の鏡開きを行ったダスティン・ホフマン(左)と樹木希林
映画『カルテット! 人生のオペラハウス』の来日記者会見が9日、東京都内で行われ、本作を監督したダスティン・ホフマンが登壇した。
本作は、引退した音楽家たちが暮らす老人ホームを舞台にした音楽コメディー。俳優として2度のアカデミー主演賞を受賞しているホフマンが、75歳で監督デビューを果たした。
ホフマンは監督デビューの動機を「いい脚本だったし、共感できるテーマだった。それに妻から『今しなかったらいつ監督をするの。監督しなかったら別れるわ』と言われたので…」と冗談交じりに明かし「自分はまだ“老齢革命”の入り口にいると思っている」と現在の心境を語った。
この日はゲストで樹木希林が登場。ホフマンが「40年前、一緒によくデートをしましたよね」と語り掛けながら突然頬にキスすると、樹木は「私には40年別居している夫(内田裕也)がいるので…。今でも愛情を持ち続けてくれて、焼きもち焼きなので、夫に殺されないようにしたいと思います」と応じて笑いを誘った。
最後にホフマンは「恨みや憎しみは成長を止めてしまう。みんな何かしら悩みを抱えているが、それでもベストを尽くして生きているのが素晴らしい。それがこの映画の精神」と訴え掛けた。
映画は4月19日TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開。
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