2022/07/08
Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4の最終回のクライマックス・シーンで、メタリカが1986年に発表したシングル「マスター・オブ・パペッツ」が劇中歌として使用され、全エピソード配信後にバンドは、“完全にぶっ飛んだ”、”エディの旅路で大きな役割を果たせてすごく光栄”などと好意的な感想をSNSに投稿した。
“アップサイド・ダウン(裏側の世界)”における主人公たちと怪物ヴェクナとの死闘を描くこのシーンでは、コウモリのようなクリーチャーによる集中攻撃から仲間を守るため、メタル音楽とD&Dをこよなく愛するエディ(ジョセフ・クイン)がエレキ・ギターをかき鳴らしながら「マスター・オブ・パペッツ」を演奏する。
大人気シリーズとの相乗効果により、同曲はiTunesとSpotifyの米国デイリー・チャートでTOP10入りするなど、ストリーミング大手で爆発的な人気を博している。Luminate(ルミネイト、旧MRCデータ)によると、米国でのデイリー・オンデマンド・オーディオ・ストリーミングは、『ストレンジャー・シングス』の最新エピソードが公開される前日の6月30日の224,000回から、7月3日には111万回に約400%増加した。
こうした中、ドラマを通じてメタリカを初めて知った、いわゆる“にわか”ファンが目立ってきていることを快く思わない古参ファンもいるようで、例えば7月6日にTikTokに投稿された、「最近何かかっこいい曲聴きました?[稲妻の絵文字]#Metallica #MasterOfPuppets #StrangerThings #StrangerThings4 #EddieMunson #NotLiveInTheUpsideDown」と添えられた同曲のライブ演奏動画には、「“ストレンジャー・シングス”(からの)フェイクなファンがいっぱいでごめんよメタリカ、愛してる」という皮肉なコメントがついた。
このような意見に対しバンドは素早く反応し、「謝る必要なんてない。メタリカ・ファミリーにはみんなウェルカムだ。(新規のファンが)“パペッツ”を好きなら、ハマれる楽曲が他にもたっぷりあるだろう」とコメントし、後に、「ちなみに、メタリカ・ファミリーには全ての人がウェルカムだ。ファン歴が40時間だろうが40年だろうが、我々は音楽を通じて絆を共有している。みんなある時にゼロ地点からスタートしてるんだ」と付け加え、ファンの仲を取り持った。
@metallica Heard any cool songs lately? #Metallica #MasterOfPuppets #StrangerThings #StrangerThings4 #EddieMunson #NotLiveInTheUpsideDown Master of Puppets (Remastered) - Metallica
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