2022/06/30
amazarashiが、漫画『チ。』とのコラボ曲「カシオピア係留所」を配信リリースし、ミュージックビデオを公開した。
2022年3月よりスタートしているamazarashiと漫画『チ。』との往復書簡プロジェクト「共通言語」。第1弾では魚豊が書き下ろしたコンセプトアートよりamazarashiの楽曲「1.0」が選ばれ、『チ。』の作中でも印象的に登場する活版印刷を使ったMVが公開された。
第2弾となる楽曲「カシオピア係留所」は、秋田ひろむが『チ。』を読み感じたamazarashiと共通するものを「痛み」と仮定し、同作の持つ力を自身の信念で作り次に手渡す、という思いで制作された。ジャケット写真は『チ。』の作者・魚豊が「カシオピア係留所」からイメージし書き下ろしたイラストとなっている。
なお、漫画『チ。』の最終集も同日発売となった。
◎魚豊 コメント
苦悶や寂寞や悴みがamazarashiを媒介にして出力されると、こうも輝くのかと改めて驚きました。 そして、その煌めきの根拠が"痛み"なのだとしたら、 僕達の痛点は人間性の一つなんだと気付かせてくれる。 そんな曲が聴けてただただ嬉しいです。
◎amazarashi 秋田ひろむ コメント
チ。の壮大な物語に主題歌的なストーリーに沿った歌を作るのは無理だと思った。完全に負けたと思った。
「信念に従い行動し、それを受け渡す」という主題だと解釈したが、それは書き手自身の信念にも感じられた。創作の覚悟や執念。最終巻は発売前の原稿を見せてもらったが、セリフの推敲の跡などをみてもそれらを感じた。
そしてそれらは僕自身の創作の苦労と似ていると気付いた。なのでそういうことを歌にしようと思った。
チ。の主人公たちと魚豊さんと、僕とに共通するのは「痛み」と仮定した。そこだけは分かりあえるのでは?と思った。
amazarashiは海外のファンもいるが、言葉は通じなくても「痛み」を通じて理解しあってる、と感じることがよくある。
チ。は歴史の物語だが、「痛み」は時代も超えるのだろうと思う。
『この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら』という歌詞は魚豊さんがインタビューでそういうことを言っていので、思いついた。(スマホは歴史の積み重ねみたいな話だった?曖昧ですが)
魚豊さんの成し遂げたものから受け取って、僕の信念で作り、次に手渡す、というような想いで作った。
秋田ひろむ
◎映像
YouTube「amazarashi 「カシオピア係留所」Music Video feat. 「チ。」」
https://youtu.be/pTwSEgflLq0
◎リリース情報
シングル「カシオピア係留所」
2022/6/30 DIGITAL RELEASE
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