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2022/06/28

【米ビルボード・ソング・チャート】ドレイク×21サヴェージ「Jimmy Cooks」初登場1位、Joji最高位更新

 ドレイクの新作『オネストリー、ネヴァーマインド』から「Jimmy Cooks feat. 21サヴェージ」が1位に初登場した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 6月17日にサプライズ・リリースされたドレイクの最新作『オネストリー、ネヴァーマインド』は、初動204,000ユニットを記録して今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で自身11作目の首位を獲得した。

 同じ週にソング(Hot 100)、アルバム(Billboard 200)の両チャートで初登場1位を獲得するのは史上8回目で、3回達成したテイラー・スウィフトに続き2回目を達成した2組目、男性ソロ・アーティストとしては初の記録を更新した。

2022年7月2日 ドレイク「Jimmy Cooks feat. 21サヴェージ」(Hot 100)、『オネストリー、ネヴァーマインド』(Billboard 200)
2022年5月14日 フューチャー「Wait for U feat. ドレイク&テムズ」(Hot 100)、『アイ・ネヴァー・ライクド・ユー』(Billboard 200)
2021年11月27日 テイラー・スウィフト「オール・トゥー・ウェル(テイラーズ・ヴァージョン)」(Hot 100)、『レッド(テイラーズ・ヴァージョン) 』(Billboard 200)
2021年9月18日 ドレイク「Way 2 Sexy feat.フューチャー&ヤング・サグ」(Hot 100)、『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』(Billboard 200)
2021年4月3日 ジャスティン・ビーバー「ピーチズ feat. ダニエル・シーザー&ギヴィオン」(Hot 100)、『ジャスティス』(Billboard 200)
2020年12月26日 テイラー・スウィフト「willow」(Hot 100)、『エヴァーモア』(Billboard 200)
2020年12月5日 BTS「Life Goes On」(Hot 100)、『BE』(Billboard 200)
2020年8月8日  テイラー・スウィフト「cardigan」(Hot 100)、『フォークロア』(Billboard 200)

 本作からは、1位に初登場した「Jimmy Cooks feat. 21サヴェージ」の他、以下の13曲が今週のHot 100にランクインしている。なお、4位には5月14日付でNo.1デビューしたフューチャーの「Wait for U feat. ドレイク&テムズ」も引き続きランクインしていて、計4曲がTOP10入りした。

1位「Jimmy Cooks feat. 21サヴェージ」
4位 フューチャー「Wait for U feat. ドレイク&テムズ」
6位「Sticky」
7位「Falling Back」
13位「Texts Go Green」
14位「Massive」
20位「Calling My Name」
21位「A Keeper」
23位「Currents」
28位「Flight’s Booked」
42位「Overdrive」
47位「Liability」
62位「Down Hill」
66位「Tie That Binds」

 ドレイクは、これで首位獲得数を通算11曲目に更新し、歴代7番目、男性ソロ・アーティストとしては同率で並んでいたスティーヴィー・ワンダーを上回り、故マイケル・ジャクソンに次ぐ2番目に浮上した。ゲストの21サヴェージにとっては、2017年に計8週を記録したポスト・マローンの「ロックスター feat. 21サヴェージ」に続く2曲目の快挙達成となる。

Hot 100歴代首位獲得数 上位10組
20曲 ザ・ビートルズ
19曲 マライア・キャリー
14曲 リアーナ
13曲 マイケル・ジャクソン
12曲 マドンナ
12曲 シュープリームス
11曲 ドレイク
11曲 ホイットニー・ヒューストン
10曲 ジャネット・ジャクソン
10曲 スティーヴィー・ワンダー

 今週「Jimmy Cooks」が1位に初登場したことで、ドレイクは首位獲得週の合計を54週に更新し、マライア・キャリー(87週)、リアーナ(60週)、ザ・ビートルズ(59週)に次ぐ4番目に記録を伸ばした。男性ソロ・アーティストとしては最長で、あと5週達成すればザ・ビートルズと並び歴代3位に浮上する。

ドレイク首位獲得タイトル
2010年 リアーナ「ホワッツ・マイ・ネーム feat. ドレイク」(1週)
2016年 リアーナ「ワーク feat. ドレイク」(9週)
2016年 「ワン・ダンス feat. ウィズキッド&カイラ」(10週) 
2018年 「ゴッズ・プラン」(11週) ※初登場1位
2018年 「ナイス・フォー・ホワット」(8週) ※初登場1位
2018年 「イン・マイ・フィーリング」(10週)
2020年 「トゥージー・スライド」(1週) ※初登場1位
2021年 「What’s Next」(1週) ※初登場1位
2021年 「Way 2 Sexy feat. フューチャー&ヤング・サグ」(1週) ※初登場1位
2022年 フューチャー「Wait for U feat. ドレイク&テムズ」(1週) ※初登場1位
2022年 「Jimmy Cooks feat. 21サヴェージ」(1週) ※初登場1位

 TOP5にランクインした曲数としては「Jimmy Cooks」が29曲目のタイトルで、同29曲のザ・ビートルズと並び歴代トップに立った。以下、マドンナ(28曲)、マライア・キャリー(27曲)が続く。

 また、今週「Sticky」(6位)と「Falling Back」(7位)がランクインしたことで、TOP10入りした曲数を通算58曲目に更新し、歴代最長記録を自身が塗り替えている。なお、TOP10にランクインした通算記録は334週目で、360週を記録したリアーナに次ぐ歴代2番目に記録を更新した。

TOP10ランクイン数 上位10組
58曲 ドレイク
38曲 マドンナ
34曲 ザ・ビートルズ
31曲 リアーナ
30曲 マイケル・ジャクソン
30曲 テイラー・スウィフト
28曲 マライア・キャリー
28曲 エルトン・ジョン
28曲 スティーヴィー・ワンダー
27曲 ジャネット・ジャクソン

 その他、 TOP20にランクインした曲数を99曲目、TOP40にランクインした曲数を157曲目、Hot 100(100位内) にランクインした曲数を276曲目に更新し、歴代最高記録を自身が塗り替えている。

 「Jimmy Cooks feat. 21サヴェージ」は、初週4,220万回を記録してストリーミング・ソング・チャートでも1位に初登場した。同チャートでの首位獲得は通算13曲目で、2番目に続くジャスティンビーバーの6曲を2倍以上上回り、トップを独走している。そのほか、週間セールスは6,000、エアプレイは300万回をそれぞれ記録した。

 また、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでも1位に初登場し、両チャート25曲目にNo.1タイトルを更新した。ゲストの21サヴェージは、いずれも3曲目の首位獲得となる。

 「Jimmy Cooks」が1位に初登場したことで、先週まで通算7週のNo.1をマークしていたハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」は2位にダウンしたが、ソング・オブ・ザ・サマーでは4週目の首位をキープした。ジャック・ハーロウの「ファースト・クラス」も2位から3位に順位を下げたが、前週から3%増加の8,430万回を記録して、エアプレイ・チャートでは3週目の首位を獲得している。

 前述の「Wait for U」を4位に挟み、5位はリゾの「アバウト・ダム・タイム」が先週の4位からダウンしたが、R&Bソング・チャートでは6週目の首位をキープした。6位に初登場したドレイクの「Sticky」は、初週のストリーミング数が2,880万回、7位の「Falling Back」は2,780万回をそれぞれ記録している。

 続いて8位には、先週10位にTOP10入りしたJoji(ジョージ)の新曲「グリンプス・オブ・アス」が浮上し、最高位を更新した。週間ストリーミングは、前週から40%増加の2,560万回に急増している。

 5月27日に配信されたNetflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4のエピソードに使用されたことでヒットしたケイト・ブッシュの「神秘の丘/Running Up That Hill (A Deal With God)」(1985年リリース)は、話題のピークが過ぎたため今週9位まで順位を落としたが、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートでは、3週目の首位をキープしている。

 10位は、3月12日から4月9日付まで計5週のNo.1をマークしたグラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」がランクインした。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは7月1日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「Jimmy Cooks」ドレイク feat. 21サヴェージ
2位「アズ・イット・ワズ」ハリー・スタイルズ
3位「ファースト・クラス」ジャック・ハーロウ
4位「Wait for U」フューチャー feat. ドレイク&テムズ
5位「アバウト・ダム・タイム」リゾ
6位「Sticky」ドレイク
7位「Falling Back」ドレイク
8位「グリンプス・オブ・アス」Joji
9位「神秘の丘」ケイト・ブッシュ
10位「ヒート・ウェイヴス」グラス・アニマルズ

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