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2022/06/23

<レポート>JO1、11人とJAMとの絆を再確認したパーティ ムチャブリあり、サプライズありの盛りだくさんで楽しんだショーケースイベント【PARTY With Us】

 JO1が、6月20日に【JO1 2ND ALBUM発売記念ショーケースイベント「PARTY With Us」】を神奈川・KT Zepp Yokohamaにて開催した。

 同公演は、先月5月25日発売の2ndアルバム『KIZUNA』初回プレス購入者を対象にした抽選の当選者を招き開催されたシークレットイベント。あわせて配信も行われ、全国のJAM(公式ファンネーム)とともに“PARTY”を楽しんだ。本稿はこの公演の独自レポートとなる。

 開演前、突然「♪ピンポンパンポ~ン」との声が聞こえると、もはや恒例(?)の佐藤景瑚によるアナウンスがスタート。ライブ定番の注意事項が読み上げられていく……はずが、ところどころで「タオルを振り回すなど……これいる?」などのひとり言や、謎の雄叫び、「ごりょういください、いや、ご留意ください」との言い間違いが入り、会場はすっかり笑顔になった。

 なごやかなムードに包まれていると、突如会場が真っ暗になり11人が続々と登場。いよいよ幕が上がる、という雰囲気に観客の期待はMAXになる。客席に背中を向けて横一直線に並ぶと、アルバムのリード曲「With Us」がスタート。ファンや仲間たちとの絆を歌うこの曲らしく、観客へ微笑みかけるようなやさしい歌声と表情で軽やかなパフォーマンスを披露した。

 曲が終わると本日のMC・ハリー杉山が登場し、アルバム『KIZUNA』収録曲について語るトークパートがスタート。まずは「Go to the TOP! JO1です!」と定番の挨拶を決めると、ひとりずつ自己紹介へ。川尻蓮が「Always with JAM(いつもJAMとともに)!」と英語を交えて挨拶すると「おー!」「難しい!」と感嘆の声が上がり、仮面ライダーの大ファンで、7月公開の『劇場版 仮面ライダーリバイス』への出演も決定した豆原一成が挨拶とともに変身ポーズを決めると「変身した!」と周りも真似しはじめ、木全翔也が「JO1の真面目担当、木全翔也です! 今日はね、真剣にいきます」と挨拶すると「嘘つけ!」「いつも真剣にいけよ!」とつっこむなど、一人ひとりの挨拶をメンバーみんなで盛り上げる、11人の仲の良さがさっそく表れた一幕だった。

 トークテーマは、2ndアルバム『KIZUNA』の収録曲について。まずは先ほど披露されたばかりの「With Us」について聞かれた金城碧海は「どんな困難なことがあっても、僕たちJO1と一緒に乗り越えていこうというメッセージが込められています」と曲に込められたメッセージを語る。また、「ミュージックビデオを2日間くらいかけて撮影させていただいたんですけど、最終日にワンちゃんと一緒に撮影して、めっちゃかわいくて。ワンちゃんとともに『With Us』したっていう……(笑)」と、MVの撮影秘話も明かした。この曲で「好きな振り付けがある」という川西拓実は「こうやって、肩を組むところなんですけど……」と、両隣に座っていた木全、鶴房汐恩の肩を組んで実演。途中3人でアレンジを入れ出し、周りのメンバーから「そんな振りじゃねえぞ!」とのつっこみを受ける場面もありつつ、「11人でしかできない振り付けだなーって思って。すごい好きですね」とグループへの愛をのぞかせた。

 続いて、「Walk It Like I Talk It」について聞かれた大平祥生は、「熱海でMVを撮ったんですけど、行くまでにも海がたくさん見えて。休憩中とか、窓開けたらすぐ目の前が海で、リフレッシュできましたね」と思い出を語る。豆原は「この曲、『ワキラキ』って呼んでるんですけど……僕はすごく振り付けが好きで。今までのJO1とはちょっと違うような振り付けがあったりして、ほんとにパワフルでかっこいいなと思ってます。いちばんって言っていいくらい好きですね」とお気に入りポイントを明かした。

 この流れで、ハリーが「Algorithm」にも略称があるのか?と質問を投げかけると、すかさず木全が「『アルゴリズムたいそう』です!」と大きな声で回答。「違うよ!?」とメンバーからのつっこみが入りながらも、「前々からお世話になってる作曲家さんや作詞家さんと、励まし合いながらすごい楽しくレコーディングできて。いい作品ができたなあと思ってます」とレコーディング時のエピソードを振り返る。鶴房は、「今まで出したことない声(を出した)というか。がなり散らかしました。結構自由な感じでしたね。できるだけ自由に表現してっていう」とパフォーマンスのポイントを語った。また、ハリーから「汐恩くんは結構セクシーなイメージがあるんですけども……」と言われると、「僕ですか!?」と動揺する姿も。

 ハリーに「『Touch!』のリリックに特別な想いがあると伺っていますけども?」と振られ「あります!」と元気な声で返事をしたのは河野純喜。「僕が、初めて作詞に参加させていただきました」と告げると、会場からは自然と拍手が起きる。「メンバーと触れたり、JAMのみなさんといつか、ライブでトロッコに乗ってタッチとかできたら、すごい幸せだなって思う。その意味も込めて作詞しました」と、コロナ禍でのデビューだったため未だ経験していないという“Touch”=ファンとの触れ合い、交流への想いを語った。続いて、「流星雨」を初めて聴いたときの感想を聞かれた佐藤は「そうですねー、あの、ふわふわでおしゃれやな……以上です」とたどたどしく回答、つっこまれると「瑠姫くん助けて~!」と白岩瑠姫へ助けを求める。バトンタッチされた白岩は「流星群の見える夜空の下で、君と一緒に、ずっと永遠に一緒にいたいっていうラブソング。僕、《誰とも比べられない君はOnly one》っていう歌詞が好きで。僕ら11人もそうですし、ここに来てくださってる方々もそうなんですけど、ほんとに代わりがいないというか。そういうのを考えると、すごい好きなフレーズだなと」と答え、そのコメント力をハリーは「超わかりやすい!」と絶賛。それに佐藤が素早く「ありがとうございます!」「僕も言おうとしてました!」と反応し、笑いを誘った。

 「ZERO」への想いを聞かれたリーダー・與那城奨は、「この曲にはテーマがありまして。なにものでもなかった僕たちが、聴いてくれるJAMのみんなと出会って、完成されるっていう幸せを歌った曲なんですけど。この、点から線に、円になってひとつになっていくっていう歌詞がすごい素敵で。それを、メロディーチックなラインに乗せて歌えるのがすごく好き」と明かす。最後に「Love & Hate」について聞かれた川尻は、「僕、たぶんなんですけど、ちょっと厨二病なんですよね……(笑)。反対の言葉がタイトルになってるじゃないですか。歌詞も、そういう相反する言葉が並んでるみたいなものが多くて。マジカッコいいなって(笑)。そこが僕の大好きポイントです」と語った。

 トークが終わると、次はJO1の楽曲をテーマにしたゲームパートへ。1つ目のゲームは『4曲ドンでなんの曲?』。同時に再生された4曲のタイトルをそれぞれ当てるという内容だが、あまりの難易度に11人全員が頭を抱えてしまう。会場の観客も参加し回答するもなかなか正解が出ず、急遽回答形式を個人からチームに変更。最終問題では1曲ずつ力を合わせて回答し、見事正解を勝ち取った。2つ目、逆再生されている楽曲を当てるゲーム『逆再生でなんの曲?』では木全が大活躍。問題が流れ出すとすぐに正解を連発し、突然出した“本気モード”にはメンバーも「目が怖いよ!」とつっこむほどだ。3つ目のゲーム『このアドリブはなんの曲?』はなかなかの難問が続き、特に最終問題で河野のフェイクが流れ出すと「そんな曲ある?」「『ライオンキング』でしか聴いたことないで」と方々からぼやきが飛び交う。タイムアウトとなってしまい、ハリーから正解は「流星雨」と発表されると、「聴き込み足りてなかったですね」「勉強不足やな……」と落ち込み、ゲームにも全力で取り組み楽しむ姿を見せた。

 最後のゲーム『即興曲振りゲーム』では、「Algorithm」のイントロ十数秒のあいだに、指定されたワードをひとつ入れ込んで曲紹介をすることに。ハリーから指名された回答者4人が挑戦し、鶴房はとにかく観客を煽るスタイル、佐藤はユニークなダンス付き、河野は大きな声と勢いでパッション炸裂、白岩は指定ワード「愛」を「“会い”に行きます!」と応用する技を効かせ……と、それぞれ個性が出る曲振りを披露した。審査は会場の観客の拍手とリーダー與那城の判断で、河野に軍配が上がった。

 大盛り上がりのゲームパートを終えると、ふたたびパフォーマンスに。重いビートが響く「Walk It Like I Talk It」と「Algorithm」を続けて披露した。そして先ほどの『曲振りゲーム』で優勝した河野が曲振りをすると、流れるように「Touch!」へ。これまでの息の揃ったダンスパフォーマンスとは一味違い、思い思いにファンサービスをしたり、じゃれあったりしながら歌う多幸感あふれるステージを作り上げていた。

 お知らせとして、今夏に「JO1と365日24時間一緒に過ごせる」スマートフォンアプリ『&JO1』のリリースが発表されると、会場は大興奮。そしてその興奮のまま、おもむろに與那城が「JAMのみなさん、ペンライト挙げて! いくよ!」と声をかけると、自動制御のペンライトが川西のメンバーカラーであるピンク色に変わり、6月23日に23歳になる川西の誕生日パーティの時間に。イチゴが好物という川西のために2段造りのイチゴケーキが運ばれてくると、「えーっ!」と川西は驚きと喜びを隠せない様子。「マイクを歯にぶつけました(笑)」とサプライズに動揺しつつも、「いい人になっていければなと思います!」と23歳への意気込みを語った。

 最後の挨拶を終えると、会場へ訪れたJAMに向けてアンコール曲「ZERO」をパフォーマンス。ミラーボールのきらびやかな光の中、椅子に座ってしっとりと歌唱する新境地を披露し、イベントは幕を下ろした。

 9月には、待望の全国アリーナツアー【2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR 'KIZUNA'】の開催も決定している。このショーケースイベントでも濃密な“KIZUNA”を見せてくれた彼らは、次のツアーでどんな姿を見せてくれるのだろうか。今から待ち遠しい。


Text by Maiko Murata
(C) LAPONE ENTERTAINMENT

◎公演情報
【JO1 2ND ALBUM発売記念ショーケースイベント「PARTY With Us」】
2022年6月20日(月) 神奈川・KT Zepp Yokohama

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