2013/04/05
ミリオン・デビューを果たしたジャスティン・ティンバーレイクの『20/20 エクスペリエンス』が、2週目の首位をマークした4月13日付アルバムチャート。
今週も30万枚以上のセールスを記録し、テイラー・スウィフト『レッド』に続く2013年を代表する大ヒットアルバムに至っている『20/20 エクスペリエンス』。惜しくもジャスティンの凄まじい勢いには敵わなかったが、それでも20万枚以上をセールスし、2位にデビューしたのがリル・ウェインの『アイ・アム・ノット・ア・ヒューマン・ビーイング』。1999年のデビュー作『ザ・ブロック・イズ・ホット』から通算して10作目となる本作。これまでにトップ10アルバムが本作を含め9作、内ナンバーワン・アルバムが3作と、リリースする毎に勢いを落とさず、常にコンスタントに初動枚数を稼いできたリル・ウェイン。今作からも、先行シングル「ラブ・ミー」がトップ10入りを果たし(今週14位)全アルバムから確実にヒット曲を生み出していることも、彼の不動の人気を物語っている。
メイン・ストリームの強豪に続くのが、中堅カントリー・シンガーのブレイク・シェルトンの『ベースド・オン・ア・トゥルー・ストーリー』。リル・ウェインに続き20万枚を獲得して3位に初登場した。2011年にリリースされたシングル「ハニー・ビー」が大ヒット、この曲が収録されたアルバム『レッド・リバー・ブルー』が初のナンバーワン・アルバムとなり、それから約1年半振りとなる7作目のスタジオアルバムが、自身5作目のトップ10アルバムとしてデビューを果たした。さらにカントリー界からは、アラン・ジャクソンの『プレシャス・メモリーズ』が5位に初登場。2006年にリリースしたゴスペル・アルバム『プレシャス・メモリーズ』の第2弾で、本作からはゴスペルの真髄ともいえるナンバー「アメイジング・グレース」を筆頭に、第1弾よりも更に情意を増した美しいナンバーが揃っている。
カントリー陣に挟まれ、4位にデビューしたのはワンリパブリックの『ネイティヴ』。2007年にリリースされた『ドリーミング・アウト・ラウド』からカットされた「アポロジャイズ」の大ヒットで知られるコロラドスプリングス出身の5人組ロックバンドで、意外にもトップ10入りを果たしたのは本作が初めて。初動枚数も6万枚を記録している。6位にはUKのニュー・ウェイヴ・トリオ、デペッシュ・モードの13作目のアルバム『デルタ・マシーン』が初登場。これで7作目のトップ10入りとなり、1990年にリリースされた『ヴァイオレーター』(7位)から、全作が連続トップ10位内にランクインしている。
10位も初登場で、ストロークスの『カムダウン・マシン』が41,000枚をセールスして、セカンド・アルバム『ルーム・オン・ファイア』(2003年)から4作連続のトップ10入りを果たした。リリース・ラッシュとなった3月最終週の新作が好調で、今週はトップ10内、6作が初登場という結果となった。
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