2022/06/02
ケニー・ロギンスが、1986年に公開されたトム・クルーズ主演映画『トップガン』を盛り上げた自身のヒット曲「デンジャー・ゾーン」を、最新作『トップガン マーヴェリック』のために再録音していたことを明かした。
限界に挑むことを歌ったこの象徴的な楽曲は、メモリアル・デーの週末に全米の興行記録を塗り替えたばかりの新作映画のオープニング・シーンに実際に登場する。だが採用されたのはオリジナル版で、新しくレコーディングしたものはボツになってしまったとロギンスは話している。
74歳の彼は米EW誌とのインタビューで、「客席を包み込むような“デンジャー・ゾーン”の5.0バージョンを録り直しました。でもトム・クルーズがどうしてもオリジナル版の、オリジナルの感覚を呼び起こしたかったみたいで、最終的に昔の音源が戻ってきたということです」と明かしている。
新作のジョセフ・コシンスキー監督は、1986年の1作目で「デンジャー・ゾーン」が使われていた象徴的なオープニング・シーンとほとんど同じ演出を採用している。監督は以前EWに対し、「この映画は“トップガン”であり、皆さんと同じように僕たちはそれを愛している」と観客に伝えることを意図していたと語っており、「そこから物語は全く違う方向に進みますが、最初の数分間で観客に、“心配しないで、僕たちも大好きだから、これは‘トップガン’映画になりますから”と伝えたかったんです」と話していた。
ロギンスは、「デンジャー・ゾーン」がオープニングで再登場することを先月知ったばかりだと明かし、6年前に『ジミー・キンメル・ライブ!』でクルーズに遭遇し、続編について会話を交わした時のことを語った。彼は、「で、“デンジャー・ゾーン”は入るのか入らないのか教えてくれないか、と言ったんです。すると彼は、“デンジャー・ゾーン”がなければ“トップガン”じゃない、と言いました。彼は言ったことを守ってくれました。最初にこの話をした時、彼らは映画の中盤かラスト近くの、彼が助けに来るシーンに入るかもしれないと考えていました。でもトムは、オリジナルの“トップガン”のエネルギーと興奮を想起させるように映画の冒頭で使うことを選択したんです」と述べている。
「デンジャー・ゾーン」の新バージョンはボツになってしまったものの、ロギンスは気にしていないと言い、「36年前に初めて観たときの雰囲気を本当にそのまま再現していますよ」と、新作映画に太鼓判を押している。
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