2022/05/20 19:00
映画『エコー・イン・ザ・キャニオン』の新たな本編映像が到着した。
5月27日から新宿シネマカリテほか全国で順次公開される同作は、1960年代から70年代にかけて多くのミュージシャンが暮らし、数々の名曲を生み出した「ウェストコースト・ロックの聖地」ローレル・キャニオンを巡るドキュメンタリー。ボブ・ディランの息子ジェイコブ・ディランがホストとなり、リンゴ・スター(ザ・ビートルズ)、ブライアン・ウィルソン(ザ・ビーチ・ボーイズ)、エリック・クラプトン、ジャクソン・ブラウンなどらにインタビューした。
公開された映像では、当時のミュージシャンたちがいかに刺激を与え合い、相乗効果を生んでいたかを告白。ブライアン・ウィルソンは「ビートルズは好きなグループだった」とした上で、彼らの『ラバー・ソウル』に圧倒されて自身のアルバム『ペット・サウンズ』を書いたと語った。
エリック・クラプトンは「ビーチ・ボーイズはクリームにとって哲学的に最も影響を受けたバンドだ、『ペット・サウンズ』には特にね」と明かした。
ママス・アンド・パパスやキャロル・キングを手掛けたルー・アドラーは『ペット・サウンズ』をローリング・ストーンズのプロデューサー、アンドリュー・オールダムやビートルズのポール・マッカートニーに聴かせ、ブライアンの曲作りをどう参考にできるか考えた結果、ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』が生まれたと語る。
CSN&Yのグラハム・ナッシュとスティーヴン・スティルスは『ペット・サウンズ』『サージェント・ペパーズ』は傑作であり、聴くだけでその相互作用が分かると断言。また、トム・ペティ、ジャクソン・ブラウン、デヴィッド・クロスビーなども名曲誕生の背景を振り返っている。
◎映画情報
『エコー・イン・ザ・キャニオン』
2022年5月27日(金)から新宿シネマカリテほか全国で順次公開
監督:アンドリュー・スレイター
脚本:アンドリュー・スレイター、エリック・バーレット
出演:
トム・ペティ
ブライアン・ウィルソン
リンゴ・スター
エリック・クラプトン
スティーヴン・スティルス
デヴィッド・クロスビー
グラハム・ナッシュ
ジャクソン・ブラウン
フィオナ・アップル
ベック
ノラ・ジョーンズ
キャット・パワー
ジェイコブ・ディラン
配給:アンプラグド
https://www.youtube.com/watch?v=wA56VDgptnc
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