ポーランドを訪れたヤングブラッドが、現地のファンに敬意を表し、過去の約束を果たすためにワルシャワの通りにプライド・カラーを塗った。

　2020年8月に彼が、英ロンドンでプライド・フラッグの絵の上に立っている自身の写真をSNSに投稿した際、ポーランドのファンから、“同性愛を最も嫌悪する国”に住んでいることにがっかりしているというコメントが寄せられた。この時彼は、「歩道は美しい色に塗られるだろう。次に行った時に僕が自分で会場の外の道路を塗ってやるよ」と反応していた。

　2022年5月11日に投稿された動画で彼は、10日夜にワルシャワのCentrum Expo XXIで公演を行ったあと、LGBTQIA+を表す虹色の各色に浸した刷毛を箱から取り出し、興奮気味に路上に虹の旗を描いている。バリケードの後ろからファンが応援を送る中、この動画のナレーションで彼は、「昨晩、ポーランドで演奏した……1年前、僕は皆さんの大義と戦いに連帯して、皆さんの通りを美しい色で塗ると言った。僕には君たちが見えているということを知ってほしい。君たちのことを考えているし、毎日一緒にいる。ヤングブラッドとは僕たち全員のことだ。この世界にポジティブな変化をもたらすために団結する世代のことだ。そして、僕たちを束縛する古いイデオロギーにしがみつこうとする者は必然的に失敗する。僕たちが皆、彼らを追い越すからだ。ありのままの自分を決して恥じることはない。たとえ彼らにはまだ見えていなくても、僕たちは勝っていることを約束する」と語っている。

　動画の最後で彼は、「自分らしさを変えるな！自分らしさに誇りを持て！それに誇りを持て！」とファンと抱き合いながら叫んでいる。