2022/05/13
2022年5月7日にメタリカがブラジルで開催したコンサート会場で出産したファンがいたことが明らかになった。
妊娠39週目だったタトゥー・アーティストのジョイス・M・フィゲイロは、ブラジル・パラナ州の州都で最大の都市クリチバのEstádio Couto Pereiraで行われたメタリカの公演を見に行った。当然彼女はモッシュやクラウド・サーフィンなどはせず、分別を持ってスタジアムの立ち入り可能な場所からライブを見守り、楽しんでいたが、ヘッドライナーのステージが始まってすぐに陣痛が始まってしまった。
赤ちゃんは病院に行くまで待てなかったようで、メタリカが「エンター・サンドマン」でセットを終えたあたりで生まれてきたそうだ。新米ママは自身のインスタグラムに、「ルアン・フィゲイロは2022年5月7日の23時15分に全ての金属(メタル)組織を揺らしながら生まれてきました」と書いている。
母子共に健康で、ジョイスに至ってはその後フロントマンのジェイムズ・ヘットフィールドから直接電話を受けたことで、特別な一日がさらに思い出深いものになったようだ。彼女はその瞬間の動画をインスタグラム・ストーリーズに投稿しており、その中では「メタリカのジェイムズです。おめでとうございます」と言うジェイムズの声が聞こえ、彼女が感激した様子で、「オーマイゴッド、ハーイ。アイ・クライ(泣いてしまいます)」と答えている姿が映っている。
彼女はインスタのフォロワーに、ジェイムズとの会話は7分続き、その全てを録音してあると報告している。「もう何も言葉がありません」と彼女は付け加えている。
米紙ワシントン・ポストとのインタビューで彼女は、メタリカのコンサートで出産したあとは“複雑な気持ち”だったと明かしている。「計画したわけではなかったので、医療チームの準備ができないのではと恐れていましたが、これが起こったということを人に話せるなという気持ちもありました。私たちが一番大好きなバンドの一つがメタリカだからです」と彼女は語った。
同紙によると、ジョイスと夫のジェイミーは、このコンサートのチケットを2019年に購入していた。当初2020年4月に予定されていた公演は、パンデミックの影響で2度延期されていた。メタリカの6公演からなる南米ツアーは、5月12日にブラジルのベロオリゾンテのEstádio do Mineirãoで閉幕し、米国では今後、5月27日の【BottleRock Napa Valley Expo】、5月29日の【Boston Calling】と、ミュージック・フェスティバル出演が続く。
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