2022/04/26
スウェーデンのラジオ局P4のインタビューに応じたミック・ジャガーが、ロックの現状や特に今誰がこのジャンルに命を吹き込んでいると考えているのかについて語った。
英紙The Independentによると彼は、「ロックにはエネルギーが必要で、これまでは新しいロック・シンガーがあまりいなかった。今は数人いるね」と語り、有望な若手アーティストとして、「ヤングブラッドとマシン・ガン・ケリーがいるじゃないか。ああいったポスト・パンクのバイブスが、ロックンロールにまだ少しは命があると思わせてくれる」と述べた。
78歳のミックは、ザ・ローリング・ストーンズの60周年記念ツアーについても触れ、それがバンドの最後のツアーになるとは考えていないとファンを安心させた。彼は、「最後のツアーになるとは思っていない。ツアーに出るのが大好きなんだ。楽しめていなかったらやっていないと思う。ステージに出て、自分が向いていることをするのが楽しいんだ。向いてるんだよ。みんなに楽しんでもらいたいし、人生の悩みを2、3時間忘れて、ただチル・アウトして素晴らしい午後と夜を過ごしてもらいたいんだ」と語っている。
また、彼はインタビューの後半で、バンドのセットリストから「ブラウン・シュガー」を昨年カットする決定をしたことについて語った。この曲は、奴隷制度などに言及していることから、以前より物議を醸していた。この件について彼は、「初期は衝撃と畏怖の時代だったけれど、永遠にそこにとどまることはできない。 始まったばかりの頃は……ポピュラー・ミュージックとは、常に揺さぶりをかけなければならないもので、僕らはその点ではかなり優れていたんだ」と述べている。
当時のストーンズが“多くの人を挑発した”ことを認めつつ、彼は、「その多くはすごく大げさな反応だと思っていたけれど、それがお決まりみたいな感じになった」と付け加え、「俺たちは注目された」と、その論争がグループを助ける結果になったことも指摘した。
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