2022/04/21 11:35
又吉直樹初の長編小説『人間』の文庫版が本日4月21日に刊行された。
「何者かになることを夢見た人間の青春期と痛恨の出来事、そして痛みを抱えたまま何者にもなれずに迎えた20年後」を描いた同書。「文庫は単行本の廉価版ではあってはならない」という又吉の信念のもと、カバーを変更し、現代美術家・西川美穂と7年ぶりに再タッグしているほか、約1万2000字のエピソードを加筆。
さらに、佐藤千亜妃と『人間』をテーマに楽曲を作成するコラボ動画を配信。佐藤は「又吉さんが私の楽曲を聴いてくださっているのを知っていたので、今回のお話をいただいてとても光栄でした。また私も又吉さんの作品をすべて読んできました。なかでも『人間』は私が一番好きな作品で、人間同士の生々しい軋轢が描かれていて、どの視点で読もうか少し混乱する感じがとても新鮮でした。 ビターでリアルで、でも出口は閉ざされていない、そんな『人間』を楽曲に落とし込んでいくという試みを、作家とミュージシャン、それぞれの良い部分を反映させて物作りができるかな、と楽しみな気持ちで臨んでいます」とコメントしている。
◎書籍情報
『人間』
2022/4/21 RELEASE
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