2022/04/21 12:05
映画『ZAPPA』のアレックス・ウィンター監督のメッセージが到着した。
4月22日からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかで公開される同作は、フランク・ザッパの人生に迫る初の遺族公認ドキュメンタリー。ローリング・ストーンの『史上最も偉大な100人のギタリスト』第22位に選出された彼の生涯を、何千時間にもおよぶザッパ本人が遺した初めて公となるアーカイヴ素材から辿る。監督はアレックス・ウィンター。制作に5年以上の時間を費やし、膨大な資料・素材からザッパの知られざる人間性と創作・芸術への真摯なアプローチを誠実に浮き彫りにしている。
監督のアレックス・ウィンターは『スーパー・マグナム』で映画デビュー。『ビルとテッドの大冒険』シリーズではキアヌ・リーブスと共に主演を務めた。監督作には『ミュータント・フリークス』などがある。
◎アレックス・ウィンター監督 コメント
私は歴史を追ったスタンダードなミュージシャンの伝記映画には興味はなく、その時代のアメリカという国において妥協なく芸術家としての道を歩んだ、とても難しく、大変な困難に立ち向かったアーティストの人生の道のりを描きたいと思ったのです。
制作にあたり、まずはスタッフと協力して、我々の作りたいと思っている作品の方向性やムードを示す短いフッテージを作り、フランク・ザッパの遺族に提示しました。
ザッパ家は皆、この映像を気に入ってくれて、フランクの未亡人であるゲイルと実際に会うことが実現し、その場でドキュメンタリー映画の企画について打診してみました。
ゲイルは私のアイデアにとても共感してくれてプロジェクトを承認し、フランクの個人的なアーカイヴ素材へのアクセスも許可してくれたのです。
また私は100%のクリエイティブ・コントロールと最終編集権を与えられ、外部からの指示は一切なく、自分の当初のビジョン通りに作品を作り上げることができました。
ゲイルには本当に感謝しています。
『ZAPPA』制作の過程で私は毎日、フランク・ザッパに関しての新たな発見と出会っていました。
素材として特にありがたかったのは、ギャリック劇場の映像と晩年、生前最後のビデオ素材です。
フランク・ザッパ自身の言葉で、首尾一貫した作品の芯を作り上げることが私にとって非常に重要なことでした。
映画自体がザッパの死後の告白のように感じられるように作りたかった。
私は人々がフランク・ザッパの作品を好きであるか、フランクのことを人間的に好きであるかに関係なく、映画を観た人がこの芸術家としてのフランク・ザッパと、
彼の挑戦的な人生の旅に魅了されることを望んでいます。
そして、『ZAPPA』が日本で公開されることにとても感謝しています。
日本の皆さまが楽しんでくれることを願っています。
◎映画情報
『ZAPPA』
2022年4月22日(金)からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかで公開
監督:アレックス・ウィンター
出演:
ブルース・ビックフォード
パメラ・デ・バレス
バンク・ガードナー
デヴィッド・ハリントン
マイク・ケネリー
スコット・チュニス
ジョー・トラヴァース
イアン・アンダーウッド
ルース・アンダーウッド
スティーヴ・ヴァイ
レイ・ホワイト
ゲイル・ザッパ
上映時間:129分
配給:ビーズインターナショナル
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