ケンドリック・ラマーが、5thアルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』を2022年5月13日にリリースすると発表した。

　多作なラッパーでpgLangの共同設立者である彼は、2月に投稿されたあるTwitterユーザーの、「ケンドリック・ラマーは、はっきり言って引退している」というツイートに反応する形で、ニュー・アルバムのリリースについて言及した。ラマーはこのツイートを引用しつつ、自身のウェブサイトoklamaへのリンクを貼った。

　リンク先のホームページには2つのフォルダがあるのみで、そのうちの1つにはpgLangのレターヘッドに書かれた声明のスキャンが掲載されている。そこには2022年4月18日の日付と共に、「以下の声明は、oklamaが自身の会社であるpgLangを通じ、本日午前11時00分（PT）にカリフォルニア州ロサンゼルスで発表したものです」と記載されている。ラマーの新作に関する無数の誤報を鑑みると、声明は当然のことながら、「このリリースに関する全ての事実情報は、この情報源からのみ直接もたらされます」と付け加えている。彼はこの発表を自身のインスタグラムにも投稿した。

　このニュー・アルバムは、4月14日にリリースから5周年を迎えたラマーの【ピューリッツァー賞】受賞作『DAMN.』に続く作品となる。ラマーは最近では、デイヴ・フリーと共に立ち上げた謎の会社pgLangにかかりきりのようで、ベイビー・キームとタンナ・レオーネという2名のアーティストが所属しているほか、ヤラ・シャヒディ、ブレント・ファイヤズ、ジョルジャ・スミスらが参加するプロジェクトや、カルバン・クラインなどのブランドとのコラボを手掛けたりしている。2021年11月には米ラスベガスで開催されたヒップホップ・ミュージック・フェスティバル【Day N Vegas】で、『Section.80』から『DAMN.』までの彼の音楽の旅路を紹介する演劇的なパフォーマンスを行った。