2022/04/17
『ノッティングヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』のユニバーサル・ピクチャーズの最新作『マリー・ミー』で、映画初出演ながら、ジェニファー・ロペスに引けを取らない演技と歌唱力で観客の視線をつかんだ、人気シンガーのマルーマを紹介する。
マルーマが演じるのは、本作の主人公で世界的歌姫のキャット(ジェニファー・ロペス)の婚約者で、結婚式の直前にキャットに浮気がバレてしまうバスティアン。劇中で世界が注目するビッグカップルを、ジェニファー・ロペス&マルーマという、実際に世界の音楽シーンを沸かせるトップ・アーティスト2名が演じている。
現在28歳、【ラテン・グラミー賞】の受賞歴のあるマルーマは、デビュー・アルバム『マジア』が母国コロンビアでゴールドディスク認定されるなど、ラテンミュージック界で最も人気のあるシンガーの一人で、ストリートの環境に苦しむ子供たちが大きな夢を持てるようにアートや音楽プログラムを提供する非営利団体「El Arte De Los Suenos」も設立している。
映画制作陣は、ジェニファーに匹敵する歌唱力とステージング・パフォーマンス力の両方が必要だと考え、映画の出演経験がなかったものの、その才能を信じてマルーマを抜擢。プロデューサーのエレイン・ゴールドスミス=トーマスは「マルーマを起用できて本当にラッキーだった。彼がステージでジェニファーと一緒に歌っているのを見たとき、『Come on!(ウソでしょ!)』と声が出たわ。そこには熱気とリズムと喜びが溢れていたから」と豪語しており、本作のために多くのオリジナル楽曲を制作したジェニファーがマルーマと歌う表題曲「マリー・ミー」など、2人のハイクオリティなパフォーマンスは劇中で確かめることができる。
本作ではスーパースターの2人が、ソーシャルメディアに自身の生活ぶりを常に発信しているシーンが多くあり、マルーマは「この映画がソーシャルメディアについて教えてくれることは複雑だよ」と話す。Instagramのフォロワーが6,185万人を超えるマルーマは、「ソーシャルメディアは素晴らしいものであり、僕のキャリアと音楽を大きく成長させてくれたよ。でも、バランスを保たなければならない。大きなパワーを手にしたのだから、模範を示してリードしなければならない。あなたの後を追う人、あなたのようになりたいと思う人はたくさんいて、あなたはその人たちの最大のインスピレーションになるかもしれない。セレブリティとしての私たちを見て、成功しようとしている周りの子供たちに良い手本を見せなければならないと思う」と、SNSとの関わり方について見解を示している。
そんなマルーマの仕事に対する倫理観と謙虚さにジェニファーは「彼との最初のシーンで、彼がいかに自然体であるかを監督と話したわ。彼は自分の役割が何であるかを理解していて、とても楽しかった。彼はステージに立ち、ファンが熱狂するようなアーティストという役を演じきるカリスマ性を持っているのよ。彼は私たちに、『俺はこんな(浮気をするような)奴じゃない』と言っていて、私たちはみんなそれを知っているけど、彼がこの役を上手く演じていることに、とても感動していることを彼に伝えたわ」と振り返る。
先日行われた【第94回アカデミー賞】で<長編アニメ映画賞>と<作曲賞>を受賞した『ミラベルと魔法だらけの家』にも声の出演を果たすなど、活躍のフィールドを広げているマルーマ。ポップな音楽とダンスで彩り、リアルなものを探し求める男女を描いた『マリー・ミー』は4月22日より公開する。
◎公開情報
『マリー・ミー』
2022年4月22日(金)より、全国公開
監督:カット・コイロ
出演:ジェニファー・ロペス、オーウェン・ウィルソン、マルーマほか
配給:東宝東和
(C) 2021 Universal Pictures
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