2013/03/27
ジャクソン・5、ダイアナ・ロスなどを手がけた、モータウンの著名なソングライティング/プロダクションチーム“ザ・コーポレーション”のリーダー、ディーク・リチャーズが、食道がんとの闘いの末3月24日に他界した。68歳だった。
リチャーズ(別名:デニス・ラッシャー)は、モータウンの創立者であるベリー・ゴーディやアルフォンソ・ミゼル、フレディ・ペレンを含むザ・コーポレーションに在籍中、R&Bおよびポップ・チャート両方でNo.1となったジャクソン・5の初期3曲、「帰ってほしいの」、「ABC」、「小さな経験」など、一連のヒット曲を提供し、プロデュースした。また、ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームスのNo.1ポップヒット「ラヴ・チャイルド」を共作した他、ボビー・ダーリンやボニー・ブラムレットとも仕事をしてきた。
リチャーズにとって最後のプロジェクトとなったのは、4月5日に全米リリースが予定されているマーサ・リーヴス&ザ・ヴァンデラスの3枚組CDボックス・セット『50THアニバーサリー:ザ・シングルス 1962-1972』収録の未発表トラック8曲のミキシングであった。
1944年4月8日生まれのリチャーズは、ワシントン州ベリンガムのワットカム・ホスピス・ハウスで、妻のジョーン・ラッシャーほか親族を残しこの世を去った。家族の間では、彼の人生を称えるプライベートな祝典が計画されているという。なお、家族は業界の同僚らに、花を贈る代わりに音楽教育をサポートすることでリチャーズを称えて欲しいと頼んでいる。
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