オリヴィア・ロドリゴ、【サワー・ツアー】初日にアヴリル・ラヴィーン／ヴェルーカ・ソルトをカバー

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2022/04/07

　現地時間2022年4月5日、デビュー・アルバム『サワー』を引っさげたオリヴィア・ロドリゴの【サワー・ツアー】が、米オレゴン州ポートランドにて遂に開幕した。

　オリヴィアはソールドアウトとなった初日公演で『サワー』収録曲を全て披露し、ヴェルーカ・ソルトの「シーザー」、アヴリル・ラヴィーンの「コンプリケイテッド」という1990年代と2000年代初期を代表するロックとポップ・パンクのヒット・ナンバー2曲もカバーした。米ローリング・ストーンによると、アヴリルの「コンプリケイテッド」のカバーは4曲目に披露されたそうで、オリヴィアはピアノの上で感情を込めて同曲を歌い上げたそうだ。この直前に、彼女は代表曲「drivers license」をパフォーマンスしていた。

　その後、「enough for you」とテイラー・スウィフトの楽曲をサンプリングした「1 step forward, 3 steps back」のマッシュアップなど『サワー』の楽曲を数曲演奏した彼女は、ステージ上を行き来しながらヴェルーカ・ソルトによるオルテナティブ・ロック・ナンバー「シーザー」のカバーで会場を盛り上げた。MCでは、「good 4 u」などのロック寄りのナンバーのインスピレーション源になったと思われるヴェルーカ・ソルトについて教えてくれた母親に感謝したそうだ。

　ヴェルーカ・ソルトは、オリヴィアが楽曲をカバーしたことについて「あなたのおかげで良い1日になりました、@oliviarodrigo」とライブ映像を添えてツイートし、「ここ1年間、車の中で#brutalと#good4uに合わせてずっと歌っています」と綴った。同じくアヴリルもカバーに反応しており、オレンジと黒のハートの絵文字を添えて、カバー映像を引用リツイートした。

　ポートランド公演を終えたオリヴィアは、今後39公演を控えている。ツアーのオープニング・アクトは、グレイシー・エイブラムス、ホリー・ハンバーストーン、ベイビー・クイーンが務めており、北米とヨーロッパを7月上旬までに巡る予定となっている。

　オリヴィアは、今回アリーナではなく数千人しか収容できない会場でツアーを行うことにしたが、これによりチケットを買うことができなかったファンも少なくなかった。その理由について、昨年12月に米ロサンゼルス・タイムズ紙と行ったインタビューで「いかなる段階も飛ばしたらいけないと思うんです」と彼女は説明していた。

◎【サワー・ツアー】初日セットリスト
1. brutal
2. jealousy, jealousy
3. drivers license
4. Complicated（アヴリル・ラヴィーンのカバー）
5. hope ur ok
6. enough for you / 1 step forward, 3 steps back
7. happier
8. Seether（ヴェルーカ・ソルトのカバー）
9. favorite crime
10. traitor
11. deja vu
12. good 4 u