2013/03/22 19:30
約1ヶ月続いたグラミー賞効果によるチャートから一転、今週はトップ10内6曲が初登場となった3月30日付アルバムチャート。なかでもベテラン・ロッカー勢が制覇したといっても過言ではないだろう。
どちらに軍配が上がるかということでも話題だった今週のアルバムチャートは、ボン・ジョヴィの『ホワット・アバウト・ナウ』が10万枚以上をセールスしナンバーワン・デビューを果たした。自身5作目のナンバーワン・アルバムで、未だその不動の人気をアプローチする結果となった。続く2位に、デヴィッド・ボウイ『ザ・ネクスト・デイ』がランクイン。キャリア史上、アルバムでは首位を獲得したことがなかったということもあり、今作での初の1位奪取が期待されていたが、約1万枚差で惜しくもナンバーワン獲得は成らず。トップ10アルバムとしては7枚目のランクインとなった。先週首位のルーク・ブライアンは3位に後退したが、未だ安定したセールスで以下の強豪からトップ3を死守している。
4位に初登場したのは、パッションの『レット・ザ・フューチャー・ビギン』。キリスト教徒の運動で知られるパッション・カンファレンスによる、クリスチャン・ミュージックのライブイベントコンサートを収録したもの。キリスト教会には若者が少ないと言われているが、コンサートになると多くの若者が集って来るほどの人気を誇っている。6位にはアイドルグループ、マインドレス・ビヘイヴィアの『オール・アラウンド・ザ・ワールド』が自身2作目(デビューアルバムが7位)のトップ10入りを果たし、初登場。4人体制のコーラスグループで、平均年齢は16歳とローティーンにもかかわらず、その実力は折り紙つき。90年代にブレイクを果たしたジャギド・エッジやソロ、112やB2Kを彷彿させるコーラスワークも素晴らしく、プロデューサーにはアッシャー等を手掛けたショーン・ギャレットが参加している。そして7位にもベテラン勢から、エリック・クラプトンの『オールド・ソック』がデビュー。チャカ・カーンやスティーブ・ウィンウッドがゲスト参加した新作で、2曲の新録にカヴァー曲を焼き直したコンテンポラリー・アルバム。ライブ盤やコンピレーション・アルバムを除くソロ作品としては、10作目のトップ10アルバムで、今作はインディーズからのリリースとなった。8位の『サウンド・シティ-リアル・トゥ・リール』はフー・ファイターズのデイヴ・グロールが監督を務めた、音楽映画のサウンドトラック。
次週も首位は入れ替わり、ジャスティン・ティンバーレイクの『20/20 エクスペリエンス』が、ナンバーワンでデビューする。
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